酒類と酒器の専門店「今未(いまみ)」が6月24日、銀座7丁目にオープンする。
運営は、酒類の貿易事業などを行っている「selead group」(中央区)。同店は「時代を超えて、価値あるものと出会う場所」をコンセプトに掲げ、高級ワインやプレミアムウイスキー、希少性の高い日本酒などの酒類と、江戸切子など伝統工芸品の酒器を販売する。
店舗面積は86平方メートル。店内にはバーカウンターを設け、ワインなどのテイスティングイベントを不定期で開催する。6人まで利用できる個室も用意し、会員制で運用する予定。
約700本を収蔵するウオークイン・ワインセラーを備え、ブルゴーニュやボルドーなど伝統産地から輸入するワインや、ニューワールドのワインを用意する。
ウイスキーは、世界各国の銘蒸留所のワールドクラスのラインアップに加え、日本国内の蒸留所のウイスキーや、既に生産が終了し流通量が限られた商品も扱う。そのほか、日本酒は「十四代」、コニャックは限定プレステージ・コレクション「ヘネシー・パラディ」「ヘネシー・リシャール」、テキーラは「クラセアスール」など、希少性の高い商品を集める。
酒器は、江戸切子のぐい飲みやグラスを用意。国内の工芸所の商品や、十二支をモチーフにしたオリジナル商品などを販売する。ワイングラスは、創業1910年の「木村硝子(ガラス)」(文京区)の商品を中心にそろえるほか、九谷焼の老舗「鏑木商舗」とオーストリアが発祥のワイングラスメーカー「リーデル社」とのコラボ商品も取り扱う。
同社事業開発部ディレクターの水越拓さんは「インバウンド旅行客向けに免税対応や多様な決済方法を用意している。国内外のコレクターや近隣飲食店からの利用も見込んでいる」と話す。
営業時間は11時~20時。