ライカ銀座店(中央区銀座6、TEL 03-6215-7070)は7月20日より、「コスタ・マノス写真展『American Color by Constantine Manos』」を開催する。
コスタ・マノスはギリシャ移民の子としてアメリカに生まれ、13歳の時に学校の写真クラブに所属したのをきっかけに写真を撮り始めて、数年後にはプロの写真家として活動を開始。ニューヨークに移ってからはフリーフォトグラファーとして「Esquire」「Life」「Look」各誌で活躍、1965年には、ロバート・キャパらが設立した写真家集団「マグナム」の正会員となった。
1961年から1964年までギリシャに滞在して撮影した写真集「A Greek Portfolio」を1972年に出版、この作品で「Rencontres internationales de la Photographie」「Leipziger Buchmesse」を受賞し、写真展が世界中の主要美術館で開催され評判になった。マノスの作品は、パーマネントコレクションとしてニューヨーク近代美術館、フランス国立図書館など各国の主要美術館に収蔵されている。
同展は、アメリカ文化をテーマに1984年にスタートしたカラープロジェクト作品「American Color」から、写真家自らがセレクトした代表作14点を展示する。その中には、2006年に発売されたデジタルカメラ「ライカM8」で撮影した作品も含まれるという。「今回はサロンとしても初のカラー作品展示。あでやかな色使い、彼のセンスから生まれる構図の素晴らしさは、まさに『American Color』のタイトルそのもの。マグナムフォトグラファーとしての素晴らしさを感じてもらえるはず」(同サロン)。
開催時間は11時~19時。月曜定休。入場無料。10月14日まで。