エルメス屋上の騎馬像に「家」-インスタレーションで

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 メゾンエルメス(銀座5、TEL 03-3569-3611)は6月2日より、8階のギャラリースペース「フォーラム」で「天上のシェリー/西野達」展を開催している。

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 同展は、同店の増床に伴い「閉鎖しているフォーラムを逆手にとって今でしかできない表現を」と、発表の場をビル全体へと広げ、「アウト・オブ・フォーラム」というコンセプトのもとに行う初の野外インスタレーション。西野さんはケルン在住のアーティストで、野外の公共物を取り込んだ大掛かりなインスタレーションを行うことや、2005年に横浜トリエンナーレに「中華街に宿泊できる」作品、「ヴィラ 會芳亭」を発表したことで知られる。

 同展は、同ビル屋上にある「エルメスのシンボル」であるスカーフを持った騎馬像「花火師」を囲って家に住まわせようというもの。「フランス語で『シェリー』は『ダーリン』の意味。白馬の王子様に馬を見立て、少女が夢を見ていたら王子様が現れたというイメージ」で、10代の少女の部屋に見立てた室内には、エアコンや換気扇などが完備され、「通常のマンションと同じような作り」にしている。開催時間は11時~19時。最終入場は18時30分まで。8月31日まで。会期中無休。(7月5日、7月19日、8月16日を除く)入場無料。©Nacasa&Partners Inc Courtesy:Hermes Japon

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