銀座松坂屋(中央区銀座6、TEL 03-3572-1111)は12月27日より、7階催事場で「四国八十八ヶ所 へんろ文化展」を開催する。
弘法大師ゆかりの四国八十八カ所の霊場を巡る「遍路」は、団塊の世代を中心に若い世代の人々にも注目され「お遍路さん」の数は年間数十万人(同社)に及ぶという。同イベントは「旅に出たくても仕事や体力などの事情でかなわない人や、詳しく知らない若い人にもっと知ってもらいたい」(同社)との思いから総本山善通寺の協力で実現した。
会場には、通常歩いて回ると約2カ月かかるといわれる八十八カ所の巡礼がその場でできる「お砂踏みコーナー」が設置され、各寺院の境内から運ばれた「お砂」を踏みながらひとつひとつお参りすることで「すべて巡拝したのと同じ功徳を積むことができる」(同店)ほか、文化勲章受章者である川端龍子画伯の八十八カ所すべてのスケッチ画や溝縁ひろしさんの「花へんろ写真」、種田山頭火の「四国遍路巡礼直筆俳句」などを展示する。
併せて、7階催事場で「四国物産展」も同時開催される。両イベントとも1月8日まで。