中央区の区民オーケストラや同区立の中学校同窓生、同区の企業を中心に組織されるオールアマチュアのオーケストラ・合唱団「中央区第九の会」が4月27日、歌舞伎座(中央区銀座4、TEL 03-3541-3131)で演奏会を行った。
2006年、中央区民が10万人を超えたことから、「同演奏会を通じて中央区へ越して来た人や、昔からお住まいの人たちとの交流の場として貢献したい」(同会)ことから、昨年1月より募集を開始。その結果、270人の「中央区第九の会合唱団」が結成された。日本で恒例となる「年末の第九」が、昭和13年に歌舞伎座で演奏されたのが「はしり」と言われていることから、70年後にあたる今年、区民の手による「歌舞伎座での第九」の復活を目標に活動してきたという。
演奏曲目はベートーベン交響曲第9番、全楽章をはじめ、バッハ作曲・斉藤秀雄編曲のシャコンヌ。管弦楽演奏は中央区のアマチュアオーケストラ「中央区交響楽団」が担当した。満席で迎えた当日の来場者数は約1,800人で、大盛り上がりを見せた。今後の活動予定は未定。