ポーラ ミュージアムアネックス(中央区銀座1、TEL 03-3563-5501)では7月21日より、POLA COLLECTION 2006「香りを彩る-古代の香り、西洋の香水、日本の香」を開催している。
同展では、西洋と日本、独自に発展してきた香りの文化を紹介するもので、同社が所有する「ポーラ・コレクション」の香水瓶を110点展示。紀元前6世紀に作られた陶器製の香油壺や、江戸時代に化粧水や香りの抽出にも使われた蘭引(らんびき。蒸留器)、既に宝飾デザイナーとして活躍していたルネ・ラリックが手掛けたガラス製の香水瓶や、1960年代同社で香水の調合に使っていた調香台なども展示する。また、室町時代に成立した日本独自の香りの芸術「香道」で使用する香箱や香合なども紹介している。
会期中の毎週土曜日、香りに関連した講座「香りを作る・香りに楽しむ」を開催。香りの歴史や世界の香りなどについて学び、テーマごとのオリジナル香水を作ることができる。要予約。開催時間は10時~20時。入場無料。8月27日まで(最終日は17時まで)。