資生堂(中央区銀座7)は6月18日、子会社のザ・ギンザの構造改革を発表し、この中でブティック事業から撤退することを明らかにした。
ブティック事業は1975年3月のスタート以来、セレクトショップの草分け的存在として拠点を拡大してきたが、競合環境が大きく変化するなかで、優位性・差別性を失いつつあることから撤退を決めた。
閉鎖するのは、現在営業している21店舗のうち、化粧品販売のみを行っている3店を除く18店舗。閉鎖時期については今年度中をめどに個別に決めるという。
ザ・ギンザ「本店」(銀座7)は、入居している「ザ・ギンザビル」の老朽化に伴う建て替え計画により2009年1月で閉店し、当面は近隣の仮店舗で営業を続ける。その後、情報発信拠点としての新「本店」をオープンさせる計画。