仏・水彩画家、フロリーヌ・アッシュさんが日本初個展-プランタン銀座で

ギャルリィ・ドゥ・プランタンにおいて水彩画家のフロリーヌ・アッシュさんと展示作品

ギャルリィ・ドゥ・プランタンにおいて水彩画家のフロリーヌ・アッシュさんと展示作品

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 プランタン銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-0077)本館6階アートギャラリー「ギャルリィ・ドゥ・プランタン」で10月7日より、「フロリーヌ・アッシュ展」が開催されている。

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 フランス・ストラスブール生まれ、現在パリを拠点に活動を行なう水彩画家のフロリーヌさん。デザイナーの母親の影響も重なり、6歳のころから絵を描き始める。オークション会社で働いていたころ、オークションに出品する美術品を素早く描いたデッサンが、ある骨董商の目に留まり、彼の画廊でデッサン展を開催することに。この展覧会の成功が引き金となりアーティストとしての道を歩み始めた。

 日本での初個展となる同展では、2003年より手がけるエールフランス航空日本語版機内誌「ボン ヴォヤージュ」の表紙絵シリーズや、ルイ・ヴィトンの「カルネ・ドゥ・ヴォワヤージュ ムンバイ」で描かれた水彩原画など約60点の水彩作品を展示販売する。旅先で描いた風景やパリやヴェニスの室内装飾を描いた作品など、独特の柔らかな色彩や繊細なタッチが特徴で、鉛筆、サインペン、水彩の順で着色。旅先では「スピードが勝負」(フロリーヌさん)で、早くて2時間、通常5時間ぐらいで描き上げるという。

 展示作品は、「ボン ヴォヤージュ」表紙絵シリーズの「ヴェルサイユ」(220,500円)、「ケ・ブランリー美術館」(189,000円)、「モロッコ」(220,500円)、「カルネ・ドゥ・ヴォワヤージュ ムンバイ」からは「噴水」(141,750円)、「らくだの散歩」(168,000円)など。

 同展をプロデュースするのは、フロリーヌさんが共通の友人を介して知り合ったという展覧会プロデューサー・今津京子さん。読売新聞社出身でパリ在住23年の経験から今回の企画が実現した。初来日のフロリーヌさんは「人がやさしいのが印象的」と日本への感想をもらした。

 同社広報担当・福原さんは「繊細なタッチや、柔らかくて女性的な色彩、ファッショナブルな感度など作品自体の魅力はもちろん、ご本人も美しく温かみのあるとても魅力的な方なのでぜひご来廊いただければ」と話す。

 営業時間は11時30分~20時30分(最終日は18時30分まで)。開催は同月20日まで。11日(15時~16時30分)と12日(15時~17時)にはフロリーヌさんが来廊するほか、11日(17時~18時30分)には本人によるレクチャーが受けられるワークショップ「水彩コロリアージュ」(受講料=3,990円)を開催する。

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