フィンランドのライフスタイルブランド「イッタラ」-銀座に初の路面店

海外で展開するiittala(イッタラ)店舗のイメージ。赤とアルファベットで組まれたロゴが目印

海外で展開するiittala(イッタラ)店舗のイメージ。赤とアルファベットで組まれたロゴが目印

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 フィンランド生まれの高品質で優れたデザイン性をもつライフスタイルブランドiittala(イッタラ)の日本初路面店「イッタラGINZA」(中央区銀座6)が11月28日、みゆき通りにオープンする。運営はイッタラ社の日本販売総代理店を務めるスキャンデックス社(中央区)。

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 創立は1881年、フィンランドの南西部イッタラ村でガラス工房としてスタートしたのが同ブランドの始まり。Alvar Aalt(アルヴァ・アアルト)やKaj Franck(カイ・フランク)などフィンランドを代表する建築家やデザイナーらを多数起用し、「彼らの情熱と真心を形にするもの作り」を継承。現在では陶磁器やステンレス製品など、スカンジナビア・デザインを幅広く提案するライフスタイル・ブランドにまで成長を遂げた。

 ブランドコンセプトは「使い捨ての風潮に反した永続性のある日常的なデザイン」。「環境」「エコ」「自然」「健康」「デザイン」「機能」の6つのキーワードを軸に、変わらぬデザインと機能性や、人体や環境へ配慮し「本来、ガラスの輝きが増す」(同社)とされる鉛を使用しない製造方法にもこだわりを見せる。

 売り場面積は100平方メートルで、ワンフロア構成の同店。同店正面奥に設けたグラスやマグカップなどをマス目に組み込んだ「光の壁=ピクセルウォール」でブランドの世界観を演出する。取り扱いアイテムは、ロンドンやアムステルダムの直営店同様、フルラインを取りそろえ、日本全国のイッタラファンへの情報発信基地として機能する。

 オープン記念には各国の直営店のみで発売する「City Mug」の日本オリジナル商品や、耐熱ガラスを使用したグラス「HotCool」のオレンジカラーなど限定商品の発売を予定する。

 1998年より同ブランド商品の取り扱いを開始した同社は、昨年、松屋銀座に直営店をオープンしたのを皮切りに大阪、京都、横浜などでショップインショップやコーナーを開設。現在は11店舗を展開する。昨年度の売上高は320億円で、販売高は毎年5~10%の伸びを示しているという。

 同社マーケティング部広報担当・作佐部さんは「自然を愛し、共に生きようとする北欧の精神を、『ライフスタイル』という視点から提案し続けるイッタラ社の思いをそのまま、文化と流行の街・銀座から発信していく」と話し、「次の路面店展開も視野に入れながら、昨年より展開しているイッタラ ショップ・イン・ショップの更なる拡大を図る」と話す。

 営業時間は11時~20時。

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