ソニービル(中央区銀座5、TEL 03-3573-2371)で10月24日より、昨年に続き2回目となるアートプロジェクト「Canvas @ Sony 2008」が開催されている。晴海通りに面した壁面全体に巨大なアートウォール(横6メートル×縦38メートル)が出現し、描かれたアーティスト作品に思わず目を留める通行人の姿が多く見られる。
同プロジェクトは大阪のFMラジオ局「FM802」が行うアーティスト発掘プロジェクト「digmeout」が企画協力するもの。ソニービルの外壁「アートウォール」やソニー製品を「アートキャンバス」として若手アーティストに提供する若手とのコラボレーション・プロジェクト。今年は応募総数800点を越える中から、宮原葉月さん、きたざわけんじさん、iguさんの3人の作品が選ばれ、約1カ月ごとにそれぞれの作品がアートウォールを飾る。今年の作品は、昨年の「デジタル感」「未来感」のあるグラフィック的な作品に対し、手描きの「ぬくもり」や「手触り」など柔らかさを感じるデザインが特徴。
そのほか、同ビル8階コミュニケーションゾーンOPUS(オーパス)スペースを、各アーティストがキャンバスとして自由に表現した「キャンバスギャラリー」としたほか、アーティスト作品がデザインされたソニー製品「Canvas@Sony 2008コラボレーションモデル」(ウォークマン=8,980円、ステレオヘッドホン=5,980円、ソニー・エリクソン製 携帯電話用パネル=1,575円)をウェブサイト「Sony Style」で限定販売する。
同プロジェクト担当者は「今年も順調でアートウォールは遠くから見ても目に入るので多くの方に見ていただいている。OPUSには比較的若いお客さまがお越しになっていて反応も良い」と話す。
開催時間は11時~19時。11月3日まで。アートウォールは2009年1月15日まで。