銀座のギャラリーで「COOL JAPAN」展-若手作家20人の作品紹介

約30坪の展覧会場には若手作家作品がずらりと並び、「クールジャパン」を演出する

約30坪の展覧会場には若手作家作品がずらりと並び、「クールジャパン」を演出する

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 銀座のギャラリー「IAOファインアーツ 銀座美術館」(中央区銀座4、TEL 03-3571-0123)で12月1日より、20人の若手アーティスト作品を中心とした企画展「COOL JAPAN」を開催している。

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 同ギャラリーは、これまで長きにわたり印象派をメーンに取り扱ってきたいわゆる「銀座のギャラリー」。ここ数年、銀座4丁目では「珍しい」(同)とされる現代美術の新人作家作品も並行して扱うようになってきた。「これから海外でも注目を集めてほしい」という願いを込め、若き作家の創作活動支援などを行う。

 「クールジャパン」とは、「『かっこいいニッポン』と称される日本のポップアートカルチャー。もともとは、アメリカのジャーナリストが日本人の気づかない日本の魅力を表した言葉」(同ギャラリー・ディレクターの武石さん)。展示作品は同ギャラリー山元社長と武石さんがここ3~4年間で収集したものが中心で、「海外から見て『かっこいい日本』のカテゴリーにはまる」(同ギャラリー)若手作家の作品が並ぶ。販売価格は5万円~90万円。

 「注目作家」(武石さん)は、18歳で絵を描き始め23歳で「ヴェネツィア・ビエンナーレ」出品という、過去の日本人アーティストでは「あり得ない」経験をしたイタリア帰りの作家・できやよいさん。「2003年以降、集中して作品を発表してなかったことが、アジアンコンテンポラリーブームに巻き込まれずにすんだ貴重な作家となった」(同)という。そのほか、来年1月に個展を予定する渡辺おさむさんの「multicolor」(25万円)や「『作品にお手を触れないで下さい』の代わりに『食べないでください』と注意書きを貼ることも考えた」(同)という「おいしそうな」「Fantasmagorie」(25万円)などの作品がギャラリーを彩る。

 同ギャラリー藤本さんは「リビングにポンと置いておけるような、気軽に初めて買うアート作品としてぜひおすすめ」と話す。特別出展として草間彌生さん、村上隆さん、奈良美智さん、タカノ綾さんの作品なども展示する。

 開催時間は11時~18時。日曜・祝日休廊。

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