築地本願寺で初の落語イベント-落語・仏教・説教の「つながり」説く

築地本願寺本堂では初の開催となる落語会。落語・仏教・説教の「つながり」に気付きを与えてくれる場となる(写真=フライヤー)

築地本願寺本堂では初の開催となる落語会。落語・仏教・説教の「つながり」に気付きを与えてくれる場となる(写真=フライヤー)

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 築地本願寺本堂(中央区築地3)で4月11日、初の試みとなる「築地本願寺花まつり落語会」が開催される。同時に「節談(ふしだん)説教を聴聞する会」も行う。主催は浄土真宗の教えや歴史に関する出版物を手がける本願寺出版社東京支社(中央区)。

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 東西一丸となった普及により近年注目を集める落語。同社は、落語と仏教の深い関係性や、落語の「源流」とされる仏教の「説教」が話芸としての側面があったことに触れ、「落語・仏教・説教の『つながり』に気付く『一期一会になれば』」(同)と開催効果に期待を寄せる。

 第1部「節談説教を聴聞する会」は、リズムと抑揚の力で門信徒の情念に訴えかける浄土真宗独自の布教法「節談説教」を、滋賀県浄念寺の藤野宗城(しゅうじょう)住職が「倍音が響く鍛え抜かれた声と巧みな節回し」(同)で披露する。

 第2部「落語の会」では、落語家の柳家さん喬(きょう)さんによる演目「寿限無(じゅげむ)」や、笑福亭松喬(しょきょう)さんが東京で初披露する本願寺八代・蓮如上人が文書伝道のために書かれた消息をまとめた「御文(おふみ)」と関連のある演目「お文さん」に加え、各一席ずつを披露する。

 当日は、銀座ラ・ベットラ(銀座1)の落合務シェフが手がける秋田の米・天然食材を用いて作るイタリアン「AKITALINA」限定リゾットや、落語の演目として残る「幾代餅」を新しい和菓子として復刻し、「うおがし銘茶」(中央区)のお茶とセットにして提供するほか、フラメンコや邦楽ユニット(三味線・二十弦筝)の音楽イベントを境内特設ステージで予定する。翌12日には毎年恒例の仏教行事「築地本願寺はなまつり」を開催。

 開演時間は、第1部「節談説教を聴聞する会」=17時30分~、第2部「落語の会」=18時30分~21時。入場無料。入場希望者は往復ハガキに名前・住所・年齢・電話番号・希望枚数(2枚まで)を、返信用宛名面に郵便番号・住所・名前を明記の上、本願寺出版社 東京支社(〒104-8435 中央区築地3-15-1)まで。締め切りは3月23日、当日消印有効。応募多数の場合は抽選。

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