小児がんへの理解促進を目的とする「ゴールドリボン運動」の一環として4月29日、日比谷公園でウオーキングイベント「ゴールドリボンウオーキング2009」が開催される。
ゴールドリボン運動は小児がんへの理解、治療研究、精神的・経済的支援などを目的に世界中で普及する活動。小児がん患児が約1万7,000人(2006年度小児慢性特定疾患治療研究事業対象者数)を越える日本では、2006年に初めて普及活動が行われた。
「一人でも多くの人に小児がんを取り巻く現状を知っていただきたい」(同実行委員会)と2007年より始まった同イベントは今年で3回目。昨年、六本木で開催されたウオーキングイベントには30歳代の家族連れや小児がん患者の家族など2,188人が参加した。「ゴールドリボンが小児がんのシンボルマークと分かりました。小児がんについての理解が広まることを期待します」「小児がん経験者のわが子も元気になり、5キロを歩くことができました。とても良かった」などの声が寄せられたという。
今回は日比谷公園を拠点に、皇居、丸の内、有楽町周辺約5キロを巡るウオーキングコースを設定。当日、ウオーキング参加者以外でも楽しめるイベントとして、タレントの山田邦子さん率いるスター混声合唱団によるステージイベント、医師や小児がん経験者が参加するトークコーナー、おもちゃバザーなども行う。ウオーキング参加費の一部と、バザー・募金の全額を小児がん支援団体へ寄付する。
開催時間は9時~16時。ウオーキング開始時間は10時30分。ウオーキング参加費は、一般=1,000円(当日1,500円)、小中学生=500円(当日800円)。会場内イベントは無料。事前受付は4月3日まで。詳細はサイトで確認できる。