日比谷公園で「東京地酒と酒器うつわ祭り」-八丈島の名産品コーナーも

萩焼や有田焼などの陶器がずらりと並ぶ。花挿し(300円)や茶わん(300円~)などがよく売れるという

萩焼や有田焼などの陶器がずらりと並ぶ。花挿し(300円)や茶わん(300円~)などがよく売れるという

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 日比谷公園にれの木広場で3月31日より、「東京地酒と酒器うつわ祭り」が開催されている。

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 同実行委員会事務局長の島崎純さんが12年前、同所で陶器市を開催したのが始まり。8年前には「東京都で作られた地酒を多くの人に飲んでもらいたい」と地酒も併せて販売した。イベント企画業を営んでいた島崎さんはそうした経験が認められ、東京都陶器活性化振興組合や東京都酒造組合連合会の渉外担当を歴任し、現在では東京都23区と市区町村が管理する公園で年間200回の同様のイベントを開催する。

 会場のテント内に萩焼や有田焼の陶器が数多く並ぶほか、中央部には「ちょっと一杯コーナー」も設けた。東京都内の地酒メーカーの小山酒造(北区)、石川酒造(福生市)、小澤酒造(青梅市)など11社が日本酒を販売する。「東京にもこんなおいしい酒があることを知ってもらって、飲んでもらわないと意味がない」(島崎さん)と、熱かんは1杯300円の破格で提供する。

 今回初登場するのは、八丈島の物産PRコーナー。島唯一の窯元である耕炎窯の絵皿(2万7,000円)や茶碗(6,800円)、トウガラシをつけ込んだ「島とうしょうゆ」(650円)、焼酎メーカー6社の芋や麦焼酎などを販売。八丈島が所管する青ヶ島村で造られる「幻の焼酎」(同)といわれる「あおちゅう」(1杯=500円)も登場する。そのほか、特産品の「ムロアジ 生くさや」(500円)や「トビ魚 生くさや」(750円)も販売し、「焼きサービス」も無料で提供。同コーナーの担当者で八丈島出身の奥山さんは「島は食べ物もおいしいし、自然も多い。夏は都内で感じるビル熱がないのでとても過ごしやすい」と八丈島をアピール。

 島崎さんは「日比谷という場所柄、官庁などの年度初めである4月1日を挟んでこれまでにも開催してきた。ちょうちんの明かりに引かれ会社員やOLなどがやって来るのがうれしい。やはり日本人は祭りが好きなんだよ」と話す。

 開催時間は10時~19時。4月6日まで。同園の桜は現在五分咲き。今週末以降の開花が期待される。

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