米カジュアルブランド「アバクロ」、銀座にアジア初の旗艦店-12月開業へ

昨年から松坂屋リニューアルやH&M出店でにぎわいを見せる銀座6丁目周辺。話題となったH&M前の行列が、今冬には「アバクロ」前に現れそうだ

昨年から松坂屋リニューアルやH&M出店でにぎわいを見せる銀座6丁目周辺。話題となったH&M前の行列が、今冬には「アバクロ」前に現れそうだ

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 米カジュアルウエアブランド「アバクロンビー&フィッチ」(本社=アメリカ・オハイオ州)は12月15日、中央通り沿い銀座6丁目交差点にアジア初の旗艦店「アバクロンビー&フィッチ 銀座店」(中央区銀座6)をオープンする。ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、ミラノ(今年10月29日オープン)に続く5店舗目の旗艦店となる。

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 同社はデビッド・アバクロンビーが1892年にニュ-ヨークで開業したアウトドアスポーツ衣料品店が始まり。顧客であり友人であったエズラ・フィッチを迎え入れ、1904年に「アバクロンビー&フィッチ」へと改称。その後、フィッチが単独でビジネス展開を行ない、1913年には5番街付近にアウトドアスポーツ衣料品店を、1917年には再び店舗を移転し、マディソン街45丁目に世界最大のスポーツ衣料品店を構えた。1996年にはニューヨーク証券取引所に上場。現在は「1ブランドで5つのライフスタイル」を掲げ、「アバクロンビー&フィッチ」(345店舗)、「アバクロンビー」(213店舗)、「ホリスター」(514店舗)、「ルール No.925」(27店舗)、「ギリー ヒックス」(14店舗)を展開する。

 これまでの旗艦店の中で最高の高さを誇る同店は、地上12階建てビルの地上1階~11階部分に出店。店舗面積は973平方メートル。これまでの旗艦店同様、空間演出の一環として「照明」「音楽」「フレグランス」など五感で感じる店舗づくりにこだわるほか、各旗艦店世界共通の吹き抜けの階段部壁面には、旗艦店の中で最大となる巨大な壁面を描き「刺激的でエネルギッシュ」な店舗空間を演出。各フロアには店内のエネルギーを表現する存在として「抜群のルックスとスタイル」を持つ「ストア・モデル」と呼ばれるスタッフを配するなど、「向上心や自信にあふれた人たちの本物を追求するライフスタイルに見合う、洗練された上質のスタイル」を提案する同ブランドの世界観を表現する。

 来店客には日本在住の「ファン」のほか、海外からの観光客を見込む。同社広報担当者は「東京は世界でも感性豊かな魅力ある都市の一つ。中でもトレンド発信地・銀座の持つラグジュアリー感は、アバクロンビー&フィッチのライフスタイルにぴったり」とコメント。「競合店は意識しない。ブランドを重視し、独自のカテゴリーとして展開する」と言及する関係者も。限定商品として各旗艦店でシーズン毎に販売するオリジナル商品の販売も予定する。

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