アンリ・シャルパンティエ(本社=兵庫県芦屋市)は9月1日より、銀座本店(中央区銀座2、TEL 03-3562-2721)とメゾンアンリ・シャルパンティエ(同芦屋市)で新作デザート3品を発売する。
同品は、パン・菓子職人の家に生まれ、24歳の時パリの高級ホテル「オテル・ドゥ・クリヨン」シェフ・パティシェに抜擢、2004年にフランス文化省から芸術文化勲章を受章したパティシェ、クリストフ・フェルデールさんとのコラボレーションによる新作で、コラボレーションは今年で3年目。
「グルマンディーズ・イナタンデュ」(1,260円)は、ジュレ状のキャロットソースの上にイチゴのピューレとメレンゲを置き、アーモンドミルクのソルベを乗せ、さらにスプーンをかたどったクッキー生地をディスプレーしたもの。「シェフがイチゴとニンジンを一緒に食べて気に入った」(広報担当者)というイチゴとニンジンの組み合わせが特徴で「デザート名はニンジンの思いがけない美味しさを表している」という。
「レ・プティ・ブッション・ミニョン」(1,050円)は、発酵生地をラム酒に浸けた「ババ」をコルク栓に見立てたもの。アニス、シナモン、オレンジ、バニラのシロップに浸したババを、焼いたバニラの鞘でつなぎ、泡立てた生クリームとカスタードクリームを合わせたものにラム酒の香りをつけたレーズンを添えたもので、「通常、ババはラム酒が効いているが、シェフの好みでババ自体にはお酒を使っておらず、かわりにポワレしたレーズンにラム酒を使っている」(同広報担当者)という。
「アリアンス・デュ・ボヌール」(1,260円)は、ヴァローナ社のチョコレートでカカオ分が70パーセントの「グアラナ」を使用し、濃厚な温かいスフレが入ったグラスとトンカ豆で香り付けしたグラスマロンにショコラ・ショーをかけた陶器に冷たいショコラ・ショーを添え、好みに合わせてグラスマロンの器に足して食べる。
広報担当者は今回の新作について「共通のテーマがある時もあるが、今回はシェフが持つ季節のイメージ、想像力で生まれたデザート」と話している。