松屋銀座で佐藤晃一さん「掛軸展」-俳句とグラフィックで現代的に表現

会場には俳句とグラフィックアートを組み合わせた現代的な「掛軸」が並ぶ

会場には俳句とグラフィックアートを組み合わせた現代的な「掛軸」が並ぶ

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 松屋銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-1211)7階デザインギャラリー1953で8月19日より、「排グラや 佐藤晃一掛軸展」が開催される。

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 多摩美術大学教授でグラフィックデザイナーの佐藤晃一さんは、日本の伝統文化の中で重要な美術品とされてきた「掛け軸」に着目。戦後、生活様式の変化により生活の中に登場する機会が減った掛け軸を、床の間など正式な室礼(しつらい)でなくても、現代生活におけるマンションなどのモダンな空間にも映えるような新しい「掛け軸」として提案する。

 「排グラ」とは俳句とグラフィックアートの略。今回紹介するのは、佐藤さんの俳句とグラフィックアートの掛け軸で、「こんにちは 夏痩せしてます さようなら」や「霜三日 降ろして 月の細りかな」などの文字がグラフィックとともに描かれる。そのほか、フレームで額装し展示方法を変えた同じ内容の掛け軸も展示・販売する。

 同ギャラリー担当者は「佐藤さんの俳句と彼のグラフィックが実に『俳句的に』結びついている。絵と言葉が巧みに組み合わされた佐藤さん独特の世界をお楽しみいただければ」と話す。

 開廊時間は10時~20時。9月15日まで。

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