国立映画アーカイブで黒澤明作品のポスター展 30カ国の84点を展示

「生きる」アルゼンチン版(1950年代)

「生きる」アルゼンチン版(1950年代)

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 国立映画アーカイブ(中央区京橋3)7階展示室で4月17日から、「国立映画アーカイブ開館記念 没後20年 旅する黒澤明 槙田寿文ポスター・コレクションより」が始まる。

「天国と地獄」イギリス版(1963年)

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 西欧諸国やアメリカをはじめ、東欧、アジア、ラテンアメリカ、中近東など世界30カ国で作られた黒澤映画のポスター84点と、プレスシート、ロビーカードなどの資料61点を展示する。展示されるのは全て、「黒澤明研究家」である槙田寿文さんの所蔵品。

 1954(昭和29)年に製作されてベネチア映画祭で銀獅子賞を受賞した「七人の侍」のポスターは、西ドイツ、イタリア、イギリス、スペイン、スイス、オランダ、フィンランド、ポーランド、ルーマニア、ユーゴスラヴィア(ボスニア)、アメリカ、アルゼンチン、イラン、タイの各国版を見ることができる。西ドイツのデザイナー、ハンス・ヒルマンが手掛けた238×332センチメートルの8枚組ポスターは日本初展示で、今回の展示の「目玉」だという。

 入場料は一般250円ほか。月曜と8月7日~12日、9月4日~7日は休室。9月23日まで。

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