建物のリノベーション、オフィス構築、バックオフィス業務のアウトソーシングを通じて「より良い場」を創造する建築会社の株式会社GOOD PLACE(旧株式会社コスモスモア、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:枝廣 寿雄)は、サステナビリティ広報誌『サスモア』の vol.17を発行し、2025年5月に当社コーポレートサイトで公開いたしました。
『サスモア』は、事業活動や社内活動のなかでおこなってきたサステナビリティの取り組みを一冊にまとめた年刊誌です。CSR活動からCSV活動、そしてサステナビリティ推進へと、時代の変化と共に社会課題への向き合い方は変わっています。顕在化する環境問題や、私たちを取り巻く状況の変化を踏まえ、当社はこれからもサステナビリティ推進の重要性について発信してまいります。

「サスモア」vol.17表紙
『サスモア』vol.17:https://www.goodplace.co.jp/sustainability/pdf/susmore2025.pdf
GOOD PLACEサステナビリティページ:https://www.goodplace.co.jp/sustainability/
● 「eco検定」資格保有率がついに95%を記録
当社では、従業員一人ひとりが環境への配慮を意識しながら事業を推進していくことが必要不可欠だと考え、東京商工会議所が主催する環境に関する検定試験「eco検定」の取得を推奨しています。2024年度時点で全従業員の95.3%にあたる264名が「eco検定」を保有しています。
● 自社事業におけるサプライチェーン全体のCO2排出量算出
当社は2022年より、自社事業のサステナビリティ向上を目指し、サプライチェーン全体のCO2排出量を算定する「MORE SUSTAINABLE PROJECT」を開始しました。2023年度の排出量は13,513トンで、前年度の36,391トンから大幅に削減。要因のひとつとして、新築工事よりもCO2排出量が抑えられるリノベーション工事の比率を高めたことが挙げられます。今後もリノベーション事業の推進やサステナブル素材の活用を通じ、CO2排出量削減に向けたアクションにつなげてまいります。
● REAL TALK:アミタ株式会社代表取締役社長 岡田 健一氏との対談
時代に先駆けて、資源循環や環境対策に取り組んできたアミタ株式会社。代表取締役社長の岡田氏は、サステナブルがビジネスの大前提になる時代に突入していると語ります。同社が展開する地域の人々の交流拠点となる資源回収ステーション「MEGURU STATION(R)」とサステナビリティをテーマに、岡田氏とGOOD PLACE代表取締役社長 枝廣による対談を掲載しています。
● WORKSHOP:気候変動の仕組みを学び、アクションを考えるワークショップを受講
当社サステナビリティ推進室は、気候変動への理解を深めることを目的に、脱炭素経営コンサルティングとサステナビリティ教育を行うCodo Advisory株式会社による「Climate Fresk(クライメートフレスク)ワークショップ」を受講しました。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)報告書に基づいたゲーム形式のワークショップを通じて、気候変動の因果関係とその影響を体系的に学習。短期・中期・長期に分けて、GOOD PLACEが全社で取り組むべき多数のアクション案を提案し、ワークショップを通じて、一人ひとりが行動の重要性を再認識する機会となりました。
● CASE STUDY:THE GOAT AWAJI
当社がPM・設計・施工を手掛けた「THE GOAT AWAJI」は、保養所として利用されていた築35年のRC造3階建の建物を改修し、新たにヴィラ2棟を新築した高級宿泊施設。『異世界へ誘う(いざなう)』をデザインコンセプトに掲げ、淡路島に訪れた宿泊客が非日常を体感できる空間づくりを目指しました。どの客室にも広々としたリビング・ダイニングを備え、2ベッドルーム、キッチン、サウナ、ジャグジーも完備した、1日4組限定の宿泊施設です。都会の喧騒を離れ、家族や仲間とゆったりと贅沢な時間を過ごせる宿泊施設「THE GOAT AWAJI」について、空間に込められたオーナー様の想いや設計の背景を紹介します。
● GOOD PLACEが携わったプロジェクトの中から特にSDGsの取り組みに積極的な事例を紹介
・リクルート熊本拠点:熊本城の瓦を利用した仕上げ材を使用。伝統と記憶の継承、阿蘇の自然を表現。
・ちはら台TENT:公園の魅力向上と活性化を目的に、地域交流と健康増進の複合施設を建設。
事例ページ:
https://www.goodplace.co.jp/works/works271/
・タカラ本社オフィス:既存設備を活かしたリノベーションで実現した、サステナブルなオフィス移転。
事例ページ:
https://www.goodplace.co.jp/works/works272/
・ホーマーイオン研究所本社オフィス:オフィスとサロンを備えた5フロアリニューアル。働きやすさと、コンセプト「Create bare skin ~素肌を創る~」を実現。
事例ページ:
https://www.goodplace.co.jp/works/works258/
https://www.goodplace.co.jp/works/works288/
GOOD PLACEでは、2008年から社会課題解決の取り組みをスタートし、2011年には「CSR推進室」を発足。震災復興や地域振興などの支援活動を積極的におこなってきました。近年はさらにSDGsの観点からも社会課題を解決する仕組みづくりを目指し、年刊誌『サスモア』の制作やメルマガでの情報発信、外部知見習得会の開催や全従業員への「eco検定」合格支援を実施しています。2023年からは「サステナビリティ推進室」と名称を改めて、5か年計画であるCSVビジョンを策定。CO2排出量を可視化する「MORE SUSTAINABLE PROJECT」を主導するなど、GOOD PLACEをサステナブルな先進企業に導けるようさらなる活動の強化を進めています。
これまでの『サスモア』一覧:
https://www.goodplace.co.jp/sustainability/
GOOD PLACE(旧コスモスモア URL:https://www.goodplace.co.jp/)は、リクルートグループのリフォーム事業を担う会社として1990年に設立。その後、親会社のコスモスイニシア(東証スタンダード.8844)と共に2013年に大和ハウス工業(東証プライム.1925)のグループ企業となりました。「Make a GOOD PLACE」をブランドコンセプトに、オフィス事業やバックオフィス業務のアウトソーシング事業、リノベーションをはじめとする建築事業を展開し、働く場や集う場などさまざまな領域において、より良い場づくりを目指しています。2024年1月に株式会社コスモスモアから株式会社GOOD PLACEへ商号を変更いたしました。