『「新しいあたりまえ」で、新しい世界を創るFORVAL』を理念に掲げ、ESG経営を可視化伴走型で支援する「企業ドクター（次世代経営コンサルタント）集団」の株式会社フォーバル（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：中島 將典、以下「フォーバル」）の海外拠点であるフォーバルベトナムは、VJCCハノイとVJCCホーチミンにて、創業者 兼 代表の大久保秀夫によるセミナーを開催いたしました。




ベトナムセミナー実施の背景
　近年、急速な経済成長を遂げるベトナムでは、持続的な企業経営や人材育成への関心が高まりを見せており、とりわけ若手経営者や起業家の間で、日本型経営やその理念に注目が集まっています。そうした中、フォーバルグループ創業者・大久保秀夫の経営哲学に共感したベトナム人青年ホー・ヴァン・ホン氏が、ベトナムの経営者にもその理念を広く届けたいという思いから、自らの手で大久保のコラムのベトナム語翻訳と出版を行いました。本書を読んだ多くの賛同者からは「ぜひ直接話を聞きたい」との声が寄せられ、このたび大久保がベトナムを訪問するタイミングにあわせて、セミナーを開催いたしました。
　開催場所として選ばれたVJCC（Vietnam-Japan Human Resources Cooperation Center）は、日越間の人材育成拠点として広く知られており、経営塾の在校生・卒業生をはじめとする参加者が、大久保の理念を理解し、自身の経営に生かすことができる場となりました。本セミナーは、大久保にとって初のベトナム講演となりましたが、ベトナムにおける多くの賛同者の声に応える形で、また両国のさらなる関係深化に資する活動として、フォーバルベトナムの支援のもと、ハノイおよびホーチミンの2都市で実施されました。

「これから目指すべき経営の在り方、『王道経営』」
～日本で45年間、2万人の経営者を研究して見出した成功者の法則～　講演ハイライト
大久保は、会社のトップとしてグループの方向性を示すとともに、社外に向けて、企業の正しい在り方、本質について考えていただく機会を、書籍や講演を通じて経営者向けに発信しております。本セミナーでは、企業経営者やこれから起業を志す若者に役立つ「成功する経営者の法則」について講演いたしました。

1.企業の究極目標は「永続」 - 利益は手段、正しい在り方が鍵
　会社が存在する最上位の目的は利益を上げることではなく「永続」することであると強調。利益は企業を永続させるための手段に過ぎず、そのためには正しい企業の「在り方」で経営することが不可欠であると述べました 。

2. 「社会性」を最優先する経営判断 - 社会への貢献が成長の原点
　企業が永続するための正しい「在り方」として、経営判断の優先順位は「社会性（社会価値があるか）」を第一に、次に「独自性（他に誰もやっておらず、容易に真似できないか）」、そして「経済性（事業として採算が合うか）」であるべきだと提唱。企業の出発点は「儲けよう」ではなく「社会の役に立とう」であると力説しました 。

3. 企業は「社会の公器」 - 「いい会社」を目指し「ありがとう」を集める
　企業は株主のみならず、社員、顧客、取引先、地域社会など全てのステークホルダーのために存在する「社会の公器」であると定義 。財務的な「良い会社」である前に、まず顧客や社員から「この会社はいい会社だ」と評価され、「ありがとう」の言葉が集まる「いい会社」を目指すべきだと語りました 。

4. 「人徳」ある後継者の育成 - 経営者自身の成長と情熱・誠意が不可欠
　企業の永続には「人徳」ある後継者の育成が欠かせず、そのためにはまず経営者自身が学び成長し、人徳を磨く必要があると強調 。そして、経営者は周囲を巻き込む「情熱」と、誰からも信頼される「誠意」を持ち続けることが、企業を正しい方向に導き、成長させる上で最も重要だと締めくくりました




　当日のセミナーは、ベトナム国内外の多くのビジネスパーソン、各分野の専門家、研究者、そして日本の経営思想に高い関心を持つ人々が参加し、熱気に包まれました。ホーチミンでは、書籍『王道経営』のベトナム語版翻訳者であるホー・ヴァン・ホン氏も登壇。翻訳の過程でのエピソードや、同書が伝える「道を示す」という精神をいかに忠実に読者へ届けるかという熱意について語りました。

　活発に行われた質疑応答セッションでは、日本のビジネス慣行、これからのリーダーシップのあり方、人材管理の具体的な手法、そして持続可能な開発戦略といったテーマに関して、参加者から多くの質問が寄せられました。本セミナーは、単に知識を深める場に留まらず、登壇者と参加者、また参加者同士の対話を通じて、将来の協力関係にもつながる貴重な機会となりました。

フォーバルベトナムについて
　フォーバルベトナム（Forval Vietnam Co., Ltd.）は、ベトナムにおける日系企業のビジネス展開を支援するバリューチェーンを提供する企業です。母体である株式会社フォーバルのグローバルネットワークと豊富なノウハウを活かし、現地での事業設立支援、人材教育、ITコンサルティング、ビジネスマッチングなど、幅広いサービスを提供しています。また、ティンギア社との合弁により、日系中小企業向けのレンタル工場「JSC」の運営も行い、ベトナム経済の成長に貢献しています。

■会社概要
社名：FORVAL VIETNAM CO.,LTD.
代表：代表取締役社長（CEO）須藤 理夫
設立：2011年（平成23年）8月10日
所在地：VINCOM CENTER 10 Floor, 72 Le Thanh Ton, Dist.1,
　　　　Ho Chi Minh City, Vietnam. （ホーチミンオフィス）
URL：https://www.kaigaiadvisers.jp/vietnam/　

株式会社フォーバルについて
　ESG経営を可視化伴走型で支援する「企業ドクター(次世代経営コンサルタント)集団」であるフォーバル（資本金： 41億 50百万円、 【証券コード： 8275】）は、中小・小規模企業を対象に「情報通信」「海外」「環境」「人材・教育」「起業・事業承継」の 5分野に特化したコンサルティングサービスをコアビジネスとしています。　　　　　　
　政府が掲げる4つの原動力「グリーン」「デジタル」「活力ある地方創り」「少子化対策」に則り、自治体・民間企業・教育機関・金融機関と連携しながら日本全国でDX・GX人材を育て、その人材が地元経済を活性化させるという好循環によって永続的な地方創生の実現を目指す「F-Japan」構想を推進するとともに、近年ますます注目される人的資本をはじめとしたESG経営の可視化伴走支援に取り組んでいます。
　
■会社概要
社名：株式会社フォーバル
代表：代表取締役社長 中島 將典
設立：1980年（昭和55年）9月18日
所在地：東京都渋谷区神宮前五丁目52番2号青山オーバルビル14階
※詳細はホームページをご覧ください。