松坂屋銀座店に米「フォーエバー21」アジア初の旗艦店-グッチ撤退へ

「フォーエバー21」が出店するみゆき通り側の2階には現在「グッチ」が入店している(写真=2009年末撮影)

「フォーエバー21」が出店するみゆき通り側の2階には現在「グッチ」が入店している(写真=2009年末撮影)

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 J.フロントリテイリンググループ(中央区)は1月21日、松坂屋銀座店(中央区銀座6)に米ファストファッションチェーン「FOREVER(フォーエバー)21」都内2号店でアジア初旗艦店となる「XXI at GINZA by FOREVER21」を4月29日にオープンすると発表した。

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 出店場所は同店みゆき通り側の1階~5階部分の一部で、同店2階の「グッチ」は2月末で撤退し、4階のゴルフウエアやスポーツウエア売り場も廃止する。百貨店の再生に向け「新百貨店モデル」の構築に取り組む同社は「大衆性」を基本に掲げ、顧客層の拡大、顧客ニーズへの対応力強化、店舗運営オペレーションの見直しによるローコスト化を推進。「お客さまからの特にご要望の高い、トレンドを取り入れた低価格商品の強化を図る」(同社)という。

 フォーエバー21は「永遠の21歳」をテーマにドン&ジン・チェン夫妻がロサンゼルスに1984年に創業。「ベストファッションを最小プライスで提供する」をコンセプトに、シューズ、アクセサリーを含めたトータルコーディネートが100ドルで購入できる圧倒的な安さを掲げ、世界で約500店の直営店・FC店を展開。約2,000社に及ぶアパレルメーカーからの企画商品を自社製品として販売するOEM型システムを起用し、Tシャツ450円、ジーパン1,550円などのプライシングを可能にした。

 店舗面積は930坪。原宿店の2倍弱の面積を誇る売り場では、メンズ(HERITAGE1981)、レディス(FOREVER21、Twelve by Twelve、HERITAGE1981)、レディスコンテンポラリーライン(Love21)のほか、日本初となるキッズライン(HTG81)も登場し、フルライン展開を図る。

 銀座6丁目かいわいは、2008年に日本初上陸を果たした「H&M銀座店」(銀座7)や、昨年12月の米カジュアルウエアブランド「アバクロンビー&フィッチ」(銀座6)などが集積し、来街客層に広がりが出ているエリア。これに目をつけた同社では、同店オープンにより、従来希薄だったヤング層向けMDや価格帯の見直しを行い、新規客の集客力を高め、固定化させたい考え。

 営業時間は10時30分~21時(予定)。

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