松屋銀座(中央区銀座3、TEL 03-3567-1211)に2月5日、フランスの靴ブランド「クリスチャンルブタン」日本直営1号店がオープンした。運営は昨年9月に設立したクリスチャンルブタンジャパン(千代田区)。
1964年パリ生まれのデザイナー、クリスチャン・ルブタンさん。ダンサーたちに販売するシューズづくりを決心した16歳のルブタンさんはミュージックホール「Folie Bergere」で見習いとして働き始め、その後、シャルル・ジョルダン、シャネル、イヴ・サンローランでインターンの仕事を行ってきた。1992年には自身のブランド「クリスチャンルブタン」を立ち上げパリに路面店をオープン。現在では、全世界で12店舗のブティック展開を行っている。特徴は10~14センチのハイヒールと同ブランドのシグネチャーであるハイヒールのソール部分「レッドソール」。
2階フロアにオープンした同店の売り場面積は17坪。女性らしい店内の壁一面に取り付けられたピンク色の什器にはたくさんの小窓が並び、その一つずつにハイヒールを中心にディスプレー。小窓の背景がブルーの鏡となり、ハイヒールのレッドソールが映し出される仕組みだ。床にはレッドソールからインスピレーションを受けレッドカーペットを敷き詰めた。
同店で販売するのはレディス、メンズ、バッグ類。レディス商品は「人気」で、売り切れ商品も「続出している」。「人気」は「RON RON」(6万9,000円)、「ROSELLA FLAT」(5万5,000円)、「MARCIA BALLA」(7万9,000円)など。メンズのサンダル(4万9,000円)やスニーカー(6万2,000円)も随時入荷を予定するほかスタッズシリーズのバッグ(31万円)も販売する。
来店客の多くは20~40歳代の女性や20歳代後半の男性など。オープン前から問い合わせの電話が絶えず、「商品名や詳細に詳しいお客さまが多くて驚いた。男性からの入荷に関する問い合わせも多かった」と西田さん。ショップマネジャーの小林尚樹さんは「エッジーな方の来店が多い。意外と色目も派手な商品が売れる」と話す。客単価は約8万円。
今月12日16時より開始したシーズナル企画「プレバレンタイン クリスチャンルブタン シャンパンナイト」ではシャンパンメーカーとコラボしクリスチャンルブタンのガラスシューズとの限定セット「LE RITUEL」(10個限定=5万2,500円)を販売。同商品を求めて11日20時から列ができ、同店オープン開始前に既に9個分の整理券が配られていたほどの人気ぶりだったという。
営業時間は10時~20時。