松坂屋銀座店（中央区銀座6）グッチ跡に4月29日、米ファストファッションチェーン「FOREVER（フォーエバー）21」の都内2号店でアジア初の旗艦店となる「XXI at GINZA by FOREVER21」（TEL 03-3289-2601）がオープンした。

関連画像（4階アクセサリー売り場）

　原宿店のオープンからちょうど1年。銀座の老舗百貨店への出店が明らかになった1月以来、オープン前から大きな話題を集めてきた。当日は開店前に行列ができ、正午過ぎには店内は込み合うが行列は落ち着いた。

　本館1階～5階の一部に出店する同店の総面積は約930坪。原宿店の2倍弱の規模を誇り、フルラインアップで臨む同店。銀座というエリアを考慮し、原宿店に比べて少し年齢の高い来店客を見込んだ商品構成となる。2階以上のフロアでは松坂屋他店舗からの導線は「落ち着くまで」閉鎖し、入り口は松坂屋エントランス部分の1カ所のみとなる。

　フロア構成は1階～3階＝レディス、4階＝メンズ、国内初登場のキッズ、5階＝アクセサリー、シューズ、ランジェリー。「顔」となる1階はボーダーと花柄系でまとめた「ストライプ フローラル」と、フェスに行く「ノリ」のグラフィック系「ミュージックフェス」という新コンセプトを原宿店に先行して展開。2階にはFOREVER 21より価格が高めのパーティーシーンを意識した「Twelve by Twelve」や、無地など清楚（せいそ）なイメージのある「Love21」を展開し、銀座のアラサー世代へ向けラインアップを強化した。

　4階では国内初登場のキッズブランド「HTG81」を展開、カントリー調やカジュアルラインを並べる。原宿店では各フロアで展開していたアクセサリー類を集積した5階ではストーンネックレス（480円）、パールとラインストーン4連ブレス（780円）、カチューシャ（380円）などファッション性の高い「破格」の充実した商品構成が売りとなる。

　同店スタッフは「GWを過ぎてからが本番。認知度を高め、そこからどれだけのお客さまに来店してもらえるかが鍵。原宿店のレコード（記録）を塗り替えたい」と意欲をみせる。今後、5月26日にららぽーと TOKYO-BAY店（船橋市）、同29日に新宿店（新宿3）が、それぞれ出店する。

　営業時間は10時30分～21時。