有楽町の無印で「裸形のデザイン」展-アルミの生活道具200点一堂に

約200点の新旧アルミ製品を展示する

約200点の新旧アルミ製品を展示する

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 無印良品 有楽町(千代田区丸の内3、TEL 03-5208-8241)3階「ATERLIER MUJI」で現在、企画展「大西静二+澄敬一 二人の試み 裸形のデザイン」が開催されている。

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 古道具市で出会ったというインダストリアル・デザイナーで「古道具狂い」の大西静二さんと、「1×1=2-二人の仕事」を著書に持ちブリコラージュ作品を手がける澄敬一さん。大西さんはアルミニウムの生活道具が誰からも見向きもされていないことに気づいた矢先で、澄さんにアルミニウムの生活道具の収集と「リ・プロダクト」の協力を依頼し「裸形のデザイン」プロジェクトが始まった。

 同展では、ゴミ寸前の古道具の中から大西さんによって拾い上げられた生活道具が澄さんの手によって、塗装や銘板などが取り除かれアルミニウムの素材そのままの裸形になった作品や無印良品既存販売作品などアルミニウムの生活道具約200点が一堂に並ぶ。

 同展の企画監修を手がけたグラフィックデザイナーの山口信博さんは「商品としてまとまっていた記号性や消費者へのこびが、期せずして汚れとともに取り除かれる。そのブラッシュアップがアルミニウム上にへアラインを生み、新しいマチエール(素材)となっていることも見逃せない」とし、「暮らしに合わせてモノをカスタマイズする極めて現代的で新しいデザイン行為。そしてそれが、MUJIの哲学ともどこかで共振し合っているに違いない」とコメントしている。

 営業時間は10時~21時。

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