クリエイションギャラリーG8(中央区銀座8、TEL 03-3575-6918)で9月21日より、故・亀倉雄策さんの蔵書を公開する展覧会「Library」が開催される。
亀倉さんは東京オリンピックのポスターやNTTやグッドデザインマーク、リクルートなどのシンボルマークを手がけたグラフィックデザイナーで、日本のグラフィックデザイン史を築き上げたパイオニア。晩年は同社ビル内に事務所を設け、1997年に生涯の幕を閉じた後、亀倉さんの蔵書は同社に寄贈された。
同展では亀倉さんの本棚を再現しようと、亀倉さんが集めた国内外のデザイン、アート、写真、建築など1万冊の作品集や書籍の中から数千点を初公開するもの。内容は創刊号からの「アイデア」、イタリアの建築雑誌「domus」などの雑誌や、バウハウス、イサムノグチ、土門拳などの作品集や美術書、デザイン書籍で、実際に手に取って閲覧することができる。
そのほか、亀倉さんが手がけた「東京オリンピック」(1962年)、「EXPO’70」(1967年)、「ヤマギワ国際照明器具コンペ」(1968年)などのポスター15点のほか、グッドデザインやNTTのロゴマークを集合系で紹介する。
同展担当の羽鳥さんは「貴重な書籍を展示する。いすやテーブルも設置するのでゆっくりご覧いただける」と話す。
開廊時間は11時~19時。日曜・祝日休館。10月8日まで。