モスフードサービス(品川区)は「西銀座デパート」1階に11月15日、定番バーガーメニューに加え「カフェごはん」やアルコール、スイーツなどを提供するカフェ業態「モスカフェ」をオープンする。
同業態では、江ノ島店、銀座ナイン店などに続く4店舗目。これまで採用してきた絵本作家ディック・ブルーナさんのイラストによる店舗デザインを一新し、同店では「カフェタイプ店舗を分かりやすくアピールするため」、屋号に初めて「モスカフェ」を採用し、ロゴも新調。新型店舗1号の「プロトタイプ店」として、メニュー構成や看板効果を検証しながら「既存のモス利用客」以外の層の取り込みを狙う。
首都高速道路の高架下に位置し、東京メトロ銀座駅に直結する「西銀座デパート」1階に出店。「もともと首都高の出入口だった」という同スペースは、緩やかな斜面が入り口から奥へと続く独特な造りが特徴。内装は、フロントのカウンタースペース、テーブルスペース、喫煙可能なテーブルスペースと、段差に合わせ空間を間仕切り、「奥行き」を生かしたデザインに仕上げた。席数は70席。
カフェ店舗限定メニューとして、グループ店舗「マザーリーフ」のパティシエがオリジナルカップケーキを考案。ショートケーキをモチーフに生クリームをレース状に重ねた「イチゴのカップケーキ」や、チーズクリームにラムレーズンと杏(あんず)をのせた「ラムレーズンのカップケーキ」(以上350円)など8種類を新たにそろえる。
11時~14時のプレオープンとなった12日の客足は好調で、「ピーク時には店頭に行列ができた」とモスフードサービス広報IRグループリーダーの松田由美子さん。一連の検証結果を踏まえながら、今後は「今までモスが出店してこなかった駅前、繁華街など、まずは都心部でモスカフェを新規出店していきたい」と話す。
営業時間は7時~23時。