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「アートフェア東京」7月開催へ-国際フォーラム被災者受け入れ施設指定受け順延

東日本大震災被災者らの受け入れ施設に指定された東京国際フォーラム

東日本大震災被災者らの受け入れ施設に指定された東京国際フォーラム

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 東日本大震災の影響で延期となっていた日本最大のアート見本市「アートフェア東京」(事務局=TEL 03-5771-4520)が7月29日から開催されることが決まった。

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 全国のギャラリーが集結し、国内外へ向けてアート作品を展示販売する同フェアは2005 年に初開催。2008年には海外6都市を含む参加ギャラリーが100施設を超え、日本最大のアート見本市として国内外のアート業界から注目を集めてきた。

 2007 年から毎年4月に東京国際フォーラム(千代田区丸の内3)で開催。今年も同時期の開催を予定していたが、東京都が3月22日、会場を東日本大震災の被災者、福島第一原子力発電所の事故による避難者の受け入れ施設に指定したことを受けて開催延期を発表していた。

 国際フォーラムは、東京都が同時に受け入れを指定した「東京ビッグサイト」が定員3,000人に達した際の拡充施設という位置付け。30日13時現在、ビッグサイトには117人が身を寄せている状態だという。受け入れ期間は4月半ばまでで、国際フォーラムは4月19日までのイベントの一部について、開催延期・中止を発表している。

 アートフェア東京広報担当の市川靖子さんは新日時の決定を受け、「もともと日本赤十字社は後援先の一つだった。今回はチャリティーをメーンに考えて、参加ギャラリーの売り上げの一部や、入場料、カタログによる収益などを義援金に充てるなどの企画を考えていきたい」と話す。「7月も夏に入り電力不足が懸念される。開催時間の短縮など節電にも対応したい」とも。

 会場は国際フォーラム地下2階展示ホール1、ロビーギャラリー1・2。開催期間は7月29日~31日。

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