銀座三越(中央区銀座4、TEL 03-3562-1111)で3月30日、三越と伊勢丹の合弁による百貨店事業会社「三越伊勢丹」の始動を記念した「三越伊勢丹大誕生祭」が始まった。
三越と伊勢丹は2008年4月、百貨店を巡る経営環境の悪化を受けて持株会社「三越伊勢丹ホールディングス」(新宿区)を設立し経営統合。2012年~2013年の百貨店事業会社統合を目指し、2010年にはシステム・カードの統合、新潟エリア・福岡エリアの統合など営業基盤の整備を進め、9月にはグループ初の大型プロジェクトとして三越銀座店を増床オープンした。
これらのプロジェクトを受け、予定より「前倒し」となる4月1日に「三越伊勢丹」を始動。今後は伊勢丹新宿店(新宿区)、日本橋三越本店(中央区)、銀座三越を「基幹店」に位置付け、一体化した運営を目指す。
銀座三越では30日より、銀座4丁目交差点に面するファサードに巨大懸垂幕を掲出。9階銀座テラスでは関連企画として、「WWF」のチャリティーキャンペーンを展開。熱帯雨林の減少が著しいインドネシア・スマトラ島に暮らす絶滅危惧種スマトラトラとマレーグマをモチーフにした「BE@RBRICK」ストラップ(300円)を限定販売し、販売価格の3分の1を、WWFジャパンを通じて絶滅危惧動物の保護活動に役立てる。4月5日まで(なくなり次第終了)。
地下1階では三越と伊勢丹のシンボルをあしらった特製紅白まんじゅうを販売。商品は、「とらや」の「焼印付薯蕷饅頭」(赤=小倉餡、白=こしあん、各1個入り、1,491円)で、すりおろしたつくね芋を用いた、しっとりとした生地とすっきりとした甘みが特徴。