名古屋のご当地グルメをメニューにそろえる居酒屋チェーン「世界の山ちゃん」（本店＝名古屋市中区）が4月26日、京橋に「世界の山ちゃん 銀座京橋店」（中央区京橋3、TEL 03-3277-3650）をオープンした。

　世界の山ちゃんは1981（昭和56）年、名古屋市中区内に1号店「串かつ・やきとり やまちゃん」をオープンし、名古屋市内を中心に店舗を拡大。2003年に関東初進出を果たし、現在までに67店舗を展開する。手羽先空揚げを主力メニューに、名古屋コーチンを使った料理やきし麺、どて煮、みそかつなど、名古屋の「ご当地グルメ」を提供するのが特徴。同店オープンにより、関東圏では24店舗体制となる。

　場所は京橋駅直結の大型複合ビルの建設が進む京橋3丁目エリアで、雑居ビルの地下1階。店舗面積は約130平方メートルで、内装は「従来の世界の山ちゃんと比べて落ち着いた雰囲気」と店長の辻剛司さん。席数は、座敷席＝42席、カウンター席＝10席、テーブル席＝56席。

　メニューは、定番のコショウが利いた手羽先空揚げ「幻の手羽先」（1人前＝400円）、串かつにみそだれを染み込ませた「みそ串カツ」（400円）、背を開いたエビフライにキャベツを盛り付けた「山ちゃん風海老ふりゃー」（520円）、「ぞっこんキャベツ」（180円）など。ドリンクは生ビール（380円～）、酎ハイ（330円～）、日本酒（360円～）、カクテル（420円～）などを取りそろえる。ターゲットは近隣の会社員で、客単価は2,800円を見込む。

　オープンを記念し、5月10日までの「幻の手羽先」の売上全額を、日本赤十字社を通じて義援金として寄付するキャンペーンも展開。辻さんは「高級感あふれる街並みだが、やる気と元気をモットーに気合を注入しているところ。お客さまの意見を取り入れて、より良い店にしていきたい」と意気込む。

　営業時間は17時～翌0時15分。