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銀座で「ファーム・エイド」開催へ-人口千人の岡山県新庄村にフォーカス

前回のマルシェの様子

前回のマルシェの様子

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 銀座紙パルプ会館(中央区銀座3)で4月29日、「都市と農村の交流」をテーマにマルシェ、フォーラムなどを展開する複合イベント「ファーム・エイド銀座2011」が開催される。

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 ファーム・エイドは2008年、NPO法人「銀座ミツバチプロジェクト」を中心に「地方と顔の見える交流を」との思いで始まった複合イベント。全国から地域団体が集まるマルシェを中心に、展示による地域紹介、フォーラムなど複合的な取り組みで、全国の地域団体とのつながりを強めてきた。

 同館の外で地域の特産物や米、野菜を露店販売するマルシェでは今回、「四国」を中心に特集。愛媛県宇和島市の名物「鯛めし」やおむすびなどを実演販売するほか、じゃこ天、茨城県大子町の「奥久慈しゃも汁」など各地の名産物を取りそろえる。

 今回は、人口約1,000人の岡山県新庄村にスポットを当てた特別企画「源流域のいま」も初開催。同村を訪れた在京者らによる「東京新庄応援隊」が手掛けるプロジェクトで、新庄村民の黒田眞路さんによる「林業の見方・考え方、森林との付き合い方」と題した講演会、新庄村で民宿・郷土料理店を営む「母ちゃん」らをパネリストに招く座談会、「母ちゃん」手作りの昼食を食べながら行う懇親会などを通じて、東京と新庄村の交流を図る。参加費は、応援隊隊員=無料、未加入者=2.500円。要予約。

 被災地の様子をパネルで紹介する展示企画なども展開。ファーム・エイド実行委員会事務局の大越貴之さんは「自粛ムードもあるが、もともと地方を応援したいという思いでスタートしたイベント。元気な地域から被災地に勇気とエールを送りたい」と意気込む。翌30日には茨城の農産物を販売する「茨城緊急復興支援マルシェin銀座」も開催予定。

 開催時間は10時~18時。

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