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銀座・有楽町で被災の現状伝える写真展-朝日ホール、ソニービルでも

がれきの中からノートを発見した少女(写真提供=朝日新聞社)

がれきの中からノートを発見した少女(写真提供=朝日新聞社)

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 東日本大震災を受け、銀座・有楽町エリア各所で被災地の現状を紹介する写真展が開かれている。

新藤健一さんが捉えた被災地の様子

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 「ギャラリーアートグラフ」(中央区銀座2、TEL 03-3563-0372)は4月29日より、帝銀事件・平沢貞通被告の獄中写真やダッカでのハイジャック事件などを捉えてきた元共同通信社の報道カメラマン・新藤健一さんの写真展を開催する。

 同ギャラリーから、もともと親交があった新藤さんに声を掛けて急きょ実現した。休館予定だったゴールデンウイークを返上し、新藤さんが16日間にわたって撮影した被災地の写真約70点を紹介する。被災地訪問について、新藤さんは「まるで原子野だった」といい、「写真では限られた情報しか伝えられない。(写真の)限界を感じたが、展示をきっかけにどうしたら良いのかを共に考えていただけたら」とコメントを寄せている。開催時間は10時~17時。入場無料。5月5日まで。

 有楽町マリオン(千代田区有楽町2)11階の「有楽町朝日ギャラリー」(TEL 03-3284-0131)でも29日より、朝日新聞社の記者、カメラマンが被災地で撮影した写真約80点が公開される。

 会場は2部構成で展開し、1部は地震、津波、原発を捉えた作品群、2部は支援や復興に向けた動きを紹介する作品群から成る。「報道機関として今後、被災地をどうすれば支えていけるのかも考えていかなければならない。写真展を通して支援の気持ちを新たにしてもらえれば」(朝日新聞社CSR推進部・担当者)。会場には募金箱も置き、集まった寄付金は朝日新聞厚生文化事業団を通じて被災者支援に充てる。開催時間は11時~18時(最終日は16時まで)。入場無料。5月11日まで。

 ソニービル(銀座5、TEL 03-3573-2371)では5月15日まで、震災に向けたチャリティーイベントを実施しており、被災した子どもたちのために活動するNPO・NGO団体や、ソニービル店舗、地域、ソニーグループによる活動などを日替わりで紹介している。

 宮城県気仙沼市で災害ボランティアセンターを運営する「シャンティ国際ボランティア会」(新宿区、4月29日)、岩手県大槌町の避難所で子ども向け支援活動を行うNPO法人「パレスチナ子どものキャンペーン」(豊島区、5月1日)、岩手県沿岸部で小中学校の再開を支援する認定NPO法人「国境なき子どもたち」(新宿区、5月3日)などが写真やメッセージで活動報告を行う。

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