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銀座奥野ビルに靴修理「ユニオンワークス」-英トリッカーズの販売も

アンティーク家具などを什器に利用する店内

アンティーク家具などを什器に利用する店内

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 高級輸入靴修理の先駆として知られる「UNION WORKS(ユニオンワークス)」が6月9日、銀座の奥野ビル(中央区銀座1)路面に4店舗目となる「ユニオンワークス銀座店」(TEL 03-5159-5717)をオープンした。

奥野ビル1階に構える「ユニオンワークス銀座店」

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 ユニオンワークスは、代表の中川一康さんが世田谷区に修理工房を構えたのをきっかけにスタートし、1996年に渋谷へ拠点を移した。イギリス靴好きが高じ、パーツをイギリスから輸入するなど高級輸入靴を扱う修理店として知られ、1999年に有限会社化。同店のほか、渋谷、川崎、神宮前に店舗を構える。

 小さなギャラリーが密集する銀座の名物ビル「奥野ビル」1階に路面店としてオープン。3年ほど前から「銀座出店」を模索する中、知り合いのつてで昨年末に同ビルの空き物件情報を知った。「外見的にも最高だった。人通りが多いわけではないが、靴修理は目的を持ってくる場所なので大丈夫」と店長の鳥海悠介さん。

 店舗面積は約10坪。内外装は「昔からある感じ」をイメージしてスタッフが床や看板などを仕上げ、販売靴を並べるショーケース、受付カウンターに使うテーブルなどはアンティーク家具を利用。イギリスの老舗靴メーカー「トリッカーズ」の商品で、ユニオンワークスの別注ラインも取り扱う。「普通の修理屋だと接客はカウンターで終わるが、お客さんが靴を出しに来ておしまいでは味気ない。販売と受け付けを半々にして、くつろいで話ができるように心掛けた」

 利用料金は、ソールの減り防止用「ハーフラバーソール」=3,150円~、かかとに皮とゴムのコンビを備え付ける「ダヴヒール」「ラスター」=4,200円~、緩めのサイズを調整する「サイズアジャスト」=3,150円~など。そのほか、かばん、ベルトなど洋服以外の革製品の修理も受け付ける。預かり期間は1~2週間。

 オープンへ向け、鳥海さんは「場所的に、これまで(当店に)行きづらかったという人たちにも来てもらえればうれしい。銀座、丸の内にいるファッション感度の高い層に利用者が広がれば」と話す。

 営業時間は12時~20時。水曜定休。

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