ルミネ(渋谷区)は7月25日、ファッション、雑貨、食料品などのテナント107店が出店する「ルミネ有楽町店」(千代田区有楽町2)を10月下旬にオープンすると発表した。
出店先は、昨年末まで西武有楽町店が営業していた有楽町マリオン内の東側と、有楽町センタービル別館。20代後半~30代の男女をメーンターゲットに、新業態やエリア初出店のショップを約半数取り入れ、有楽町エリアに「新しいショッピング動線」を作ることを目指す。
施設面積は約1万1300平方メートル。マリオン地下1階~8階のルミネ1と、別館地下2階~4階のルミネ2で構成し、ファサードはクラシカルなメタルワークやグリーンを多く使い、「ヨーロッパの街角」の雰囲気を目指す。オープンに伴い、マリオン中央通路側入口部分も「街のエントランス」として刷新するという。
店内はファッション、食料品、雑貨、コスメなど取り扱いジャンルごとにフロアを区分。タイルやグリーンで屋外にいるような「開放感」が特徴の1階メーンフロア、カーペットを用いた中層の雑貨フロアなど、各フロアを個別のテーマを設けた「メゾン」に見立て、「買い回りの楽しさ」を演出する。
出店するのは、ルミネ既存店の主要ブランドのほか、カリフォルニア発人気セレクトショップ「ロンハーマン」、関東初出店のレディスセレクトショップ「PARIGOT」、カフェとフィットネススタジオの複合ショップ「WIRED cafe<>FIT」など。スイーツやデリ中心の食品フロア「Food Walk」のほか、カフェや美容系ショップも多く出店する予定。
共有部では、ショップ情報をデジタルサイネージで告知するほか、1930年代に活躍したフランスのファッションデザイナーのアトリエをイメージした女性用トイレも設ける。ルミネ1とルミネ2をつなぐ屋外イベントスペース「ルミネパサージュ」ではシーズンやトレンドに合わせたイベントや期間限定ショプも展開。
有楽町マリオン内の西側は7月19日より、「有楽町阪急」(有楽町2)がメンズ館「阪急MEN'S TOKYO」の今秋オープンに向けて改装工事に入っており、ルミネ有楽町店のオープンと合わせて新生「マリオン」に期待が集まる。