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銀座に仏老舗ブランド「ランセル」路面店-「ダリグラム」先行販売も

「バッグギャラリー」をコンセプトに、クリストフ・ピエさんがデザインを手掛けた店内

「バッグギャラリー」をコンセプトに、クリストフ・ピエさんがデザインを手掛けた店内

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 銀座・松屋通りに9月10日、フランスの老舗レザーグッズブランド「LANCEL(ランセル)」の路面店「ランセル 銀座店」(中央区銀座3、TEL 03-3562-8890)がオープンした。

自転車チェーンのストラップ付きバッグは国内では限定5個を販売

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 ランセルは1876年、アルフォンス&アンジェル・ランセル夫妻がパリで創立したレザーグッズブランド。スモールレザーアクセサリーからスタートし、1907年から女性用バックに注力。底に小さな傘を隠して収納するアンブレラバッグやオペラグラスを収納するシアターバッグなど「女性のための商品づくり」を特徴に、ジョセフィン・ベイカーやエディット・ピアフなどのパリを拠点に活躍した女性文化人にも愛された。

 1987年に発表したバケツ型のドローストリングバッグ「エルザ」は世界中で300万個以上を売り上げ。1999年にはリシュモングループの傘下で革製品の展開を強化し、日本では2004年まで銀座・中央通りに直営店を構えていた。

 2008年、住友商事とリシュモンジャパンの共同事業としてランセルジャパンが設立。国内ではバーニーズ・ニューヨーク、ユナイテッド・アローズなどのセレクトショップや百貨店での取り扱いが中心で、テストマーケティングや昨年展開した「ブリジッド・バルドー・コレクション」の反響などを受けて、今回銀座エリアへの出店に至ったという。

 店舗面積は約25坪。松屋通り沿いの路面店で、クリストフ・ピエさんが手掛ける内外装は「バッグギャラリー」をデザインコンセプトにウォームグレーやチョコレートで配色し、ウッドやメタルなどの素材を使う。

 人気モデル「ブリジット・バルドー」「プルミエ・フラート」「アジャーニ」などバッグ、小物のほぼフルラインを取り扱う。日本では9月23日に販売を始める「ダリグラム・コレクション」も先行販売。同コレクションは画家のサルバドール・ダリが妻のガラのために作った文字「ダリグラム」をモチーフにしたシリーズで、キャンバス地の「エンブロイダリージャガード・コレクション」とレザー地の「エンボスレザー・コレクション」を合わせて全41型を順次発売していく。

 銀座店オープンにあたり、ランセル ジャパンの今村真也社長は「われわれのバッグには、デザイン・機能性だけではなくそれぞれにすてきなストーリーがある。スタッフとの会話を通じてバッグの誕生秘話などを楽しんでいただければ」と話し、「店内の商品・サービスを通じて、『自由に人生を楽しむパリジェンヌ』というブランドコンセプトを日本のお客さまに伝えていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~20時。

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