築地にライブハウス新店-社長のギター教室通い契機に不動産会社が出店

ロフト席から見たステージ

ロフト席から見たステージ

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 築地・浜離宮パークサイドプレイス(中央区築地5)に9月17日、ライブハウスレストラン「BLUE MOOD(ブルームード)」(TEL 03-3549-6010)がオープンした。経営は、不動産業を手掛ける日本リアリスト(日本橋)。

ステージとの距離が近い席も(関連画像)

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社長の天野純一さんが4年ほど前からギター教室に通い始めたことが、今回の新規参入につながった。天野さんは教室の仲間とバンドを結成してライブを行うなどしたが、「土日は(ライブの)予約ができなかった」ことから「自分たちで楽しむため」にライブハウスの運営を検討。下北沢などでの出店を考えていたところ、同物件に出合ったという。

 近隣にはマスコミ関連会社や広告代理店などが集まっていることから、「大人が座って楽しめるライブハウス」をコンセプトに飲食とライブを組み合わせた。店舗面積は約70坪。ステージ、アリーナ約60席、ロフト14席、バーカウンター7席を設ける。内装はステージ背面のブルーをアクセントに、「明るい」茶色床のアリーナ席と、「落ち着いた」焦げ茶床のロフト席と変化をつけた。伊「RCF」の最新スピーカー「NXL23A」をメーンスピーカーとして日本初導入するなど、さまざまなライブハウスを回って研究を重ねたという音響システムも特徴。

 ギター教室で知り合った久保春樹さんがマネジャーとして、ライブのブッキングを担当。音楽ジャンルはジャズ、ブルーズ、ロック、フォーク、カントリーなどが中心で、今後は「実力派」を集めてライブを行っていくという。

 料理はイタリア、フランス、スペインで修行を積んだという谷中信久さんが料理長を務め、イタリアンベースの洋食などを展開。「酒に合うもの」を主体に魚介類に力を入れ、「鮮魚のカルパッチョ」「生ハムとイチジクの盛り合わせ」などの前菜類(1,200円~)、「若鶏のピペトリアソース」などの肉料理(1,500円~)、「マルミタコ」などの魚料理、パスタ、米料理などを取りそろえる。ドリンクはワイン、カクテル、ウイスキーなどを幅広く取りそろえる。生ビールは1杯800円。

 「女性にも入りやすくしたい」と店内は禁煙に。ターゲットは、近くで働くビジネスマン。客単価は5,000円程度を見込み、ライブ鑑賞には別にミュージックチャージが必要となる。

 オープンを迎え、天野さんは「マイナーなミュージシャンたちがここから有名になってくれるような、登竜門のような場所になるのが夢。マスコミ関係の方などレベルの高いリスナーの方々に向けて、質のいい音楽を届けていきたい」と話す。

 営業時間は7時~11時、11時30分~14時、18時~23時。

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