銀座通りや築地場外市場など区内の複数の商店街を拠点に賞金・商品総額500万円分を用意した街歩き型謎解きイベントが10月3日、始まった。主催は中央区商店街連合会60周年記念事業実行委員会、中央区ほか。
2009年に「地域活性化」を目的に街を拠点にした謎解きイベントを初開催し、翌年は「中央区大捜査線」と題して2万部の「宝の地図」を発行。好評だったことを受け、今回は中央区商店街連合会の60周年記念事業の一環として規模を拡大。賞金・商品総額500万円をかけ、前回の10倍にあたる20万部の地図を発行する。
物語は建て替え工事中の歌舞伎座から「陣羽織が発見された」という設定でスタート。参加者は陣羽織に描かれていたという「徳川の財宝の所在を示す地図」を手掛かりに、地図に添えられた謎を解いていく。
地図は2枚あり、2ステージ制で構成する。1枚目の地図には6つの「謎」があり、それぞれが具体的にどの場所を示しているのかは不明瞭。区内には18カ所の「ヒント提供店」を設け、16カ所の「発見報告所」では謎の正解者に2枚目の地図を提供。一連の謎解きを通して、参加者の「回遊、買い物を促す」狙い。
実行委員会宝探しイベント広報部会長の南谷康夫さんは「各商店街の垣根を超えて、連合会の青年部が中心になって企画した。中央区民、中央区在勤者、観光客など幅広い人々に楽しみながらお店を回ってもらえれば」と期待を寄せる。
1枚目の地図は中央区役所、区の公共施設、JTB首都圏各店頭などで配布するほか、専用サイトでダウンロードできる。11月30日まで。