マグロの希少部位などを串焼きで販売する居酒屋「maguronald(まぐろナルド)」(中央区銀座4、TEL 03-3546-0012)が10月11日、東銀座にオープンした。
経営は麹町のすし店「鮨匠 澄川」。築地市場内でまぐろ仲卸に携わる岡野隆一さんがプロデュースし、「普通はマグロといえば赤身や中トロが主。おいしい希少部位をより安く楽しんでもらえないか」と意気投合。岡野さんが社長を務めるマグロ仲卸「矢島」が仕入れをバックアップし、今回の出店に至った。
店舗面積は約9坪。内装は「『場内食』のイメージを一新する」狙いで「ギリシャのフィッシュマーケット」をイメージし、紺色と白をテーマカラーに。紺のファサードテントがせり出す外壁にはカウンター式窓を設け、外からキッチンが見える仕組み。店内は白の土壁風壁面に椅子とテーブルを並べた。オープンキッチンに面したカウンター5席を含め、席数は20席。
メニューはまぐろ串が主力。串はワサビを添えた大トロ「ハラモ」(250円)、コクのある味わいが特徴の希少部位「頭身」(150円)、「カマトロ」(250円)、「かじきまぐろ」(150円)の4種で、サケハラス、ホッケ、イトウ、穴子、サバ、いかとんびなどの「さかな串」(100円~)、ネギ、アスパラなど「やさい串」(100円~)なども用意する。そのほか自家製ツナのツナサラダ、カジキマグロの南ばんなどの一品料理やつまみ類、ご飯ものもそろえる。「メニューは今後、様子を見て変えていく。近日中にランチにも取り組みたい」
ドリンクはビール、焼酎、ワインなど。生ビール=500円。ターゲットは「近隣に勤める30代以降の男女」で、客単価は3,000円~3,500円を見込む。「店名は、『マグロ』を打ち出しつつ、インパクトを狙った」と岡野さん。「気軽に入れる値段設定にしているので、たくさん食べてもらっても、フラッと立ち寄ってもらっても大丈夫。好きな食べ方で楽しんでもらいたい」
営業時間は17時~22時30分(ラストオーダー)。日曜・祝日定休。