「リンツ ショコラ カフェ 銀座店」（中央区銀座7、TEL 03-5537-3777）は12月26日、フランスの新年を祝う伝統菓子の一つ「ガレット・デ・ロワ・ショコラ」の販売を始める。

　ガレット・デ・ロワは、キリストが神性を表したことを記念した1月6日の公現節に、フランスで食べられるパイ菓子。パイの上には紙製の王冠が載せられ、生地の中には「フェーブ」と呼ばれる陶製の人形が1つ入っている。家族で切り分けて食べ、フェーブが当たった人は当日王冠をかぶって祝福を受けることができ、その幸運は1年続くと言われる。

　今回初めて販売・提供するガレット・デ・ロワ・ショコラは、パイ生地にチョコを折り込み、中にダークチョコレートのガナッシュを挟んだもの。フェーブにはローストマカダミアナッツを使う。イートインも可能で、客は希望の1ピースを選び、パイにフェーブが入っていた場合は王冠を載せられ祝福を受け、チョコのプレゼントもある。価格は、ホール＝3,600円、1ピース＝600円。

　併せて「福袋」も展開。袋は3,500円と、5,000円の2種を用意し、タブレットチョコレートを中心に、さまざまな種類のチョコを詰め合わせる。内容は「通常販売価格の約2倍に相当する」という。

　マーケティングPRマネジャーの篠原みどりさんは「リンツのロゴの中には『ドラゴン』がいる。2012年は辰（たつ）年なので、ドラゴンのロゴのリンツのチョコを縁起物としても楽しんでもらえれば」と話す。

　ガレット・デ・ロワ・ショコラの販売・提供は1月31日まで、福袋＝1月3日～同9日。初売りは1月3日12時～。