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築地にユニーク食品雑貨店「ミヤゲヤ」-マッシュポテトの素、ガテン系雑貨など

増倉茜さんが「自分の好きなもの、面白いもの」を集めた「築地 ミヤゲヤ」

増倉茜さんが「自分の好きなもの、面白いもの」を集めた「築地 ミヤゲヤ」

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 築地3丁目に12月1日、マッシュポテトの素や、牛乳がチョコ味になるストロー状のお菓子など、北米やヨーロッパの輸入食材・雑貨を扱う「築地 ミヤゲヤ」(中央区築地3)がオープンした。

ガテン系カトラリー

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 店主は1980(昭和55)年生まれの増倉茜さん。5歳までを北海道で過ごし、中学3年まで埼玉へ、高校からは沖縄に住んだという。飲食業を営みながら街を転々とする両親の影響を受けて「接客業が好きになった」。もともと築地市場でせりの手伝いをしていたが、妊娠をきっかけに退社。アルバイトをしながら資金をため、「昔から抱いていた」という出店の夢をかなえた。

 築地の土産物を扱う予定だったが「初期投資が大きすぎた」ことから、「自分が好きなものを集めた」輸入食品雑貨店に。場所は喜楽鮨(きらくすし)隣の路面で、弁当店だった1坪弱のスペースに棚や冷蔵庫を持ち込んだ。アメリカ、ドイツ、イタリア、スペインなどの輸入食品80~100種を並べる。

 人気は湯と牛乳とバターで作るアメリカ発「マッシュポテトの素」(130円)や、ストローとして牛乳に使うとチョコレートドリンクになるハンガリー発「クイックミルク」(250円)など。菓子類を中心に、缶詰、瓶詰、調味料、パスタなど、増倉さんが独自の視点で選んだ輸入食材がぎっしりと並ぶ。

 そのほか、スコップ型スプーン(250円~)やスパナにもなるフォーク(310円)などの「ガテン系カトラリー」、知り合いのデザイナー「マニアパレル」が手掛けるテトラポットやマンホールや重機など土木関係の素材をモチーフにしたぬいぐるみ、Tシャツなども販売。

 ターゲットは「20~30代の近隣に勤める男女」「輸入食材好きな主婦」。客単価は400円程度。

 増倉さんは「この店はまだまだ第一歩。徐々に規模を広げ、ゆくゆくはハンバーガーなどが食べられるダイナーを併設した食品販売店にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は9時~19時。土曜・日曜・隔週水曜・祝日は定休。

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