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銀座・和光で歴史展「セイコーミュージアム」 -歴代モデル65点展示

世界初のクオーツウオッチ「クオーツアストロン」(1969年)

世界初のクオーツウオッチ「クオーツアストロン」(1969年)

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 和光本館(中央区銀座4)6階和光ホールで12月16日から、日本初の国産腕時計や世界初のクオーツウオッチなどを並べてセイコーの歴史を紹介する特別展「セイコーミュージアム・ギンザ」が開催される。

初代時計塔(1894年に撮影)

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 セイコーは1881(明治14)年に創業した服部時計店が前身。日本を代表する時計メーカーの一つとして、オリンピックなど世界大会でのオフィシャルスポンサー、オフィシャルタイマーへの参加でも知られる。国内外の時計産業史を紹介する「セイコー時計資料館」(墨田区)のリニューアルに併せて開く同展。同館が収蔵する時計を中心に創業130年を迎えるセイコーの歴史を紹介していく。

 創業から現在までにセイコーが発売した代表的な時計をサンプルで紹介するコーナーには、国産初の腕時計「ローレル」(1913年)や、東京オリンピック用に開発したストップウオッチ(1963年)、世界初のクオーツウオッチ「クオーツアストロン」(1969年)など、所蔵ウオッチ約40点を時系列にラインアップ。創業130周年を記念した高級複雑時計「ノード スプリングドライブ ミニッツリピーター」も展示。「創業者」「時計塔」「TVCM」「ジュエリーウオッチ」などテーマを絞ったコーナーと併せて、会場には約65点のウオッチを並べる。

 セイコーホールディングス秘書・広報部の吉野周さんは「セイコーは1923年の関東大震災で工場が全焼し、第二次世界大戦でも施設の大半を失う打撃を受けたが、その度に乗り越えてきた。この『越えてきた』歴史を振り返ることで、(東日本大震災で被災した)皆さんを少しでも元気づけられれば」と話す。会期中は義援金活動も展開。加えて機械式時計の分解デモンストレーションイベントと子ども向けのクロック組立体験イベントを開催するなど、「今までにお客さまではなかった層」に向けてもセイコーの取り組みをアピールする。

 営業時間は10時30分~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月25日まで。

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