プランタン銀座（中央区銀座3、TEL 03-3567-0077）でバレンタインシーズン入りした1月20日、シンガポールの高級ホテル「ラッフルズホテル」が手掛けるトリュフの全国初の実売が始まった。

マグカップ付きチョコレート

　同ホテルは1887年創業。シンガポール最高級ホテルとして知られ、チャップリンやサマセット・モームなど世界の著名人が利用。全室がスイートルーム仕様の施設は歴史的建造物にも指定される。

　これまで国内では通販のみで扱った同ホテルのチョコを、「味のインパクトがあり、欧米とは異なる味わいを」（食品売り場バイヤーの加園幸男さん）と実売を実現。商品は、ハート型トリュフの詰め合わせ（5個入り1,890円など）で、同店のみで取り扱う。主なトリュフは、同ホテル発祥として知られるジンベースのカクテル「シンガポールスリング」味の「シンガポールスリングトリュフ」、ココナツミルクベースのペースト「カヤジャム」を使った「カヤトリュフ」、「オレンジトリュフ」など。

　同店では今月17日より、バレンタインフェアがスタート。本館地下2階フーズフロア、本館1階、本館7階「ブティック ドゥ ショコラ」を会場に、最大72ショップで約700種類のチョコレートを販売している。

　注目は、北ベルギーの高級老舗ショコラティエ「デルレイ」の板チョコ「ディアマン ルージュ」（9個入り3,400円）やベルギーの新進ショコラブランド「ベルギーショコラマルシェ」の「ショコラ」（4個入り73５円）など、「おいしさにこだわって集めた」というベルギーチョコ、「フィフスアベニュー・チョコラティア」によるマグカップ付きのホットチョコレート用チョコ（2,940円）、「ヴェストリ」のスプーン付きクリームチョコ「アンティーカ・ジャンドゥイア・アランチャ」（3,360円）など、「女性同士で贈り合う」ニーズに応えた「雑貨系チョコ」もそろえる。

　「バレンタインデーは男性にチョコを贈るだけでなく、女性にとってもたくさんのチョコが楽しめるチョコレートの祭典」と加園さん。「フェア開始直後は今年の初登場チョコや限定チョコをチェックして、フェア中盤には生チョコなど比較的日持ちしにくいものやチェック済みの気にいったものを手に取り、後半には大切な人へのギフト用として本番買いがおすすめ」とアピールする。

　営業時間は11時～20時30分（日曜は19時30分まで）。2月14日まで。