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「アートフェア東京」3月開催へ-138ギャラリー集結、チンポム・淀テクも

東日本大震災の影響で7月開催となった「アートフェア東京2011」会場風景

東日本大震災の影響で7月開催となった「アートフェア東京2011」会場風景

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 日本最大のアート見本市「アートフェア東京2012」が3月29日~4月1日、東京国際フォーラム(千代田区丸の内3)で開催される。

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 古美術、工芸品、日本画、洋画、現代美術などのギャラリーが集結し、国内外へ向けて時代やジャンルを超えたアート作品を展示販売する同フェアは2005年に初開催。東日本大震災の影響を受け7月末開催となった昨年は、133店のギャラリーが参加して3日間で4万3000人が来場した。

 7回目となる今回は5万人の入場を見込み、東京国際フォーラムEブロック地下2階の展示ホール5000平方メートル全体へと展示規模を拡大。国内12都市、アジアを中心とした国外12都市から138店のギャラリーが出展する。

 銀座エリアからは、日本初の現代美術ギャラリーとして1950(昭和25)年に誕生した「東京画廊+BTAP」(中央区銀座8)、伝統と革新が共存することをテーマに現代陶芸を扱う「銀座 黒田陶苑」(銀座7)、国内外の物故・現存合わせて数百人の作家を取り扱う洋画商「日動画廊」(銀座5)、横山大観や速水御舟など明治以降の日本美術を紹介する「ギャラリー広田美術」(銀座7)など、幅広いジャンルの老舗ギャラリーが軒を連ねる。

 開廊5年以内の若手現代アートギャラリーを中心に25店が参加する「PROJECTS」セクションでは、ブース内には収まりきらないインスタレーションやパフォーマンスを紹介する特別展示「project in PROJECTS」を新設。広島への原爆投下、昨年の福島第1原発事故などに独自の視点で斬り込む日本の気鋭アート集団「Chim↑Pom」(台北「Project Fulfill Art Space」)、大阪・淀川のゴミや漂流物を使ったインスタレーションで知られる「淀川テクニック」(目黒区「ユカリアート」)などが出展を予定している。

 「ディスカバー・アジア」は、「アジアにおける東京」をビジョンに「フェアの国際性とクオリティーの向上」を目指して設けられた新セクション。森美術館(港区)館長の南條史生さんがキュレトリアル・アドバイザーを務め、「ARARIO GALLERY」(チョナン、北京、ソウル)、「Chi-Wen Gallery」(台北)、「ONE AND J. GALLERY」(ソウル)などアジアの主要都市で評価の高いギャラリー6店が登場する。

 同フェアは、経済産業省が東京で春に開催するクリエーティブ・イベントを一体的に情報発信するプラットホーム事業「TOKYO SPRING」に協業。アパレルブランド「SOMARTA」デザイナーの廣川玉枝さんによる特設ブース出展や、日本人コレクター約10人が所蔵する作品をアートフェア会場周辺のレストランに展示する「アート・アット・レストラン」など、食イベント「ジャパン・レストランウィーク」、ファッションイベント「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」とのコラボ企画も展開する。

 入場料は1,500円~。一般公開は3月30日(11時~21時)、31日(11時~20時)、4月1日(10時30分~17時)。

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