日比谷公園で3月10日・11日の2日間、坂本龍一さん、加藤登紀子さんらが参加する複合イベント「311東日本大震災 市民のつどい Peace On Earth(ピースオンアース)」が開催される。
主催は「311東日本大震災 市民のつどい」で、アースデイ東京実行委員会などの事業者やソーシャルメディアによる震災救援活動プロジェクト「アースデイ東京タワー」、エコロジーとオーガニックをテーマにイベントを中心とした企画制作を行う「アースガーデン」、環境配慮型農業と農的暮らしをテーマに半農半歌手・Yaeさん、歌手・加藤登紀子さんらが主催する「土と平和の祭典」が共同で発起。震災から1年を迎え、「市民が集い、被害に遭われた方々を追悼し、語り合うことで未来を分かち合える場所を」との思いで呼び掛け、アーティスト、学者、活動家など、趣旨に賛同したメンバーが個人として参加。音楽ライブ、トークイベント、支援活動報告などを行う。
メーン会場となる小音楽堂では、Yaeさん、加藤さん、アジアン・カンフー・ジェネレーションの後藤正文さん、アイドルの藤波心さんらによる音楽ライブや、坂本さん、人類学者の中沢新一さんらが参加する「2012年ポスト311の未来へ」、環境エネルギー政策研究所の飯田哲也さん、ピースボートの吉岡達也さん、韓国環境財団代表のチェ・ヨルさんらが参加する「東アジア脱原発・自然エネルギー311宣言」と題したトークライブも展開。震災後現地で活動したNGO、NPO団体や被災企業による活動報告もあり、日没後にはキャンドルナイトを実施する。
音楽堂周辺の噴水広場からにれのき広場にかけてのスペースには、展示・物販・飲食ブース、トークテントを設置。「つながろう、ふくしま東北」「日本国際ボランティアセンター」「ピースボート災害ボランティアセンター」「国連UNHCR協会」などの各団体が被災地支援活動を紹介する展示ブースを中心に、エコグッズなどを扱う物販、飲食ブースも展開する。
3月11日の地震発生時刻14時46分には、作家のC.W.ニコルさんの発声をきっかけにステージ前で黙とうをささげる。
広報担当のチョウミスさんは「『市民のつどい』というタイトルの通り、アーティストも専門家も皆一人の市民として参加する。ここに集う人々が、それぞれの思いを分かちあえる『場』作りができれば。震災で失われた命を深く追悼し、これからの未来をどうつくるかを考え語り合いましょう」と参加を呼び掛ける。
開催時間は11時~19時。