有楽町駅前の東京交通会館(千代田区有楽町2)2階に4月25日、ピエトロ(福岡市中央区)初の常設アンテナショップ「ピエトロドレッシング」(TEL 03-5293-0831)がオープンした。
同社は1980(昭和55)年、福岡・天神の親富孝通りに「洋麺屋ピエトロ」として創業し、現在までに福岡県を中心にFCを含めて約60店舗のレストランを展開。ドレッシング、ソースなどの製造販売でも知られる。
昨年は「関東圏での認知拡大」を目的に、六本木ヒルズ(港区)に期間限定のアンテナショップをオープン。6日間で1万2000人以上が来店するなど好評を博し、「野菜とドレッシングを主役にした楽しい体験場所を提供したい」と、初の常設アンテナショップ運営に乗り出した。
場所は、全国のアンテナショップが集まる東京交通会館2階。店舗面積は約28坪で、販売ブースとイートインコーナーを併設する。コンセプトは「食べる」「学ぶ」「集める」「作る」「遊ぶ」で、野菜ソムリエが野菜やドレッシングについてアドバイスしたり、ドレッシングを活用した料理教室やオリジナルドレッシングボトルを作るワークショップを開いたりするなどして、複合的なアプローチで情報発信を行う。
販売ブースにはドレッシング20種類以上を集約する。ほかに、ボトル入りパスタソース「スパドレ」8種、レトルトパスタソース6種などのパスタ関連商品、ミルクジャム、スープ、調味料などの通信販売限定商品、製造工場から直送する「できたてドレッシング」なども取り扱う。
加えてサラダも販売(650円)。サラダは福岡県能古島(のこのしま)の自社菜園で収穫したリーフ野菜が中心で、専用カップに野菜を詰め込み、20種以上のラインアップから好みのドレッシングを選べる。サラダはイートインも可能で、ほかにブレンドコーヒー、オニオンティー、フリーズドライスープ(以上、210円)、ピエトロのむヨーグルト(250円)などのドリンクも用意。席数は25席。
ターゲットは「野菜をたくさん食べたいシングル女性、野菜不足になりがちなサラリーマン、子どもの野菜嫌いを直したいお母さん、毎日の献立に悩む奥さま」と同社マーケティンググループ長の大野順子さん。「野菜が足りてないかもと思ったら、ドレッシング20種からお気に入りを見つけてサラダ体験を楽しんでほしい。ショップコーナーにはピエトロ商品80品が勢ぞろいしているので、お土産やオフィスでのランチのお供などに活用してもらえれば」とも。
営業時間は11時~19時。