とらや銀座店(中央区銀座7、TEL03-3571-3679)2階の甘味喫茶「虎屋菓寮」で今年も、「かき氷」の提供が始まった。
とらやがかき氷の提供を始めたのは1974(昭和49)年ごろから。夏季限定メニューとして5月から9月中旬まで提供し、現在は「気温の高い日には注文が多くなる」という。7月~8月の盛夏には同店利用客の半数以上が注文する。
主力は「宇治金時」「宇治みぞれ」(以上、小=840円、大=1,260円)、「宇治氷」(小=767円、大=1,113円)、「氷あずき」(小=788円、大=1,155円)などの抹茶や小豆を使ったかき氷。かき氷専用に一晩以上かけて作る小倉餡(あん)や、虎屋特選の宇治抹茶「京の調」に純日本糖「和三盆糖」を加えて仕上げた抹茶蜜など、「和菓子店ならでは」の素材へのこだわりが特徴。
銀座店限定メニューでは、とろみのあるイチゴ蜜をかけたかき氷に、イチゴのようかんを添えた「苺(いちご)みぞれ」を用意。氷の下には白小倉餡を敷く。価格は、小=840円、大=1,260円。
「かき氷は和菓子の餡を若い方にも親しんでもらいやすい甘味。練乳や白玉などのトッピングを楽しんで、好きな味を見つけてもらえれば」(杉浦敦子店長)
営業時間は11時30分~19時30分(日曜・祝日は19時まで)。かき氷は9月中旬まで提供する。