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銀座で夜のアート巡り「画廊の夜会」-27画廊が夜間営業でおもてなし

銀座三越9階では現在、参加画廊を紹介する特別展を開催中(6月8日まで)

銀座三越9階では現在、参加画廊を紹介する特別展を開催中(6月8日まで)

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 銀座5丁目から8丁目までの27のギャラリーが参加して夜間営業を行うアートイベント「画廊の夜会2012」が6月8日に開催される。

「バイヨンヌ」(撮影=港千尋さん、メゾン・デ・ミュゼ・ド・フランス「旅の色 色の記憶」より)

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 主催は「銀座ギャラリーズ」。同イベントは2004年から開催し、「画廊は敷居が高いと感じている人々」に向けて開廊時間を延長してギャラリー巡りツアーなどを展開。ほかに「Xmasアートフェスタ」や「アフタヌーン・ギャラリーズ」など、京橋・銀座エリアのギャラリー有志が年に数回の企画ごとに集まって、画廊オーナーや作家との交流の機会を設けている。

 8回目となる今回は、フランスの文化芸術を紹介する「メゾン・デ・ミュゼ・ド・フランス」(中央区銀座7)が初参加するほか、「資生堂ギャラリー」や「東京画廊+BTAP」(以上、銀座8)などの現代美術ギャラリー、近現代陶器を扱う「銀座 黒田陶苑」(銀座7)、古美術や日本画などを扱う「秋華洞」(銀座6)など、幅広いジャンルのギャラリーが参加。展示内容に従ってテーマを設け、4~5のギャラリーを回遊するルートなども紹介する。

 同日見られるのは、国内外の展覧会で活躍し、多摩美術大学教授も務める港千尋さんによるフランス写真を並べた「旅の色 色の記憶~フランスのパレット 港千尋の写真の世界~」(メゾン・デ・ミュゼ・ド・フランス、5月31日~7月28日)、幽霊の浮世絵師として知られる月岡芳年による作品、四谷怪談を題材にした作品、化け猫や化けキツネなどを描いた作品などを集めた「世にもおそろしい浮世絵~江戸の幽霊・妖怪たち~」(秋華洞、同日~同10日)、14人の作家による「駅」がテーマの小品展「STATION」(彩鳳堂画廊、同日~同23日)、「蒔絵展」(銀座美術、6月4日~同13日)など。

 参加画廊は店先に設置した「ちょうちん」が目印。各ギャラリーではワインやおつまみを振る舞うなど、来場客との交流を図る。画廊の夜会事務局の斉藤さんは「画廊に入ったことのない方、画廊に興味がある方など、夜の銀座でアートに触れてもらいたい。21時まで開催しているので、お仕事帰りでも間に合うのでは」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は17時~21時。

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