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銀座に広島のアンテナショップ「TAU」-県内の地域ブランド一堂に

銘菓、粉モノ、魚類、肉類、野菜などを展示販売する1階イメージ

銘菓、粉モノ、魚類、肉類、野菜などを展示販売する1階イメージ

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 銀座に7月16日、広島県の地域ブランドを一堂に集めたアンテナショップ「TAU(たう)」(中央区銀座1)がオープンする。運営は鞆(とも)スコレ・コーポレーション(福山市)。

地下1階レストランの内装では尾道などの古い街並みや住宅を模した(画像=イメージ)

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 同県では1998年より、新宿サザンテラス(渋谷区)内にアンテナショップ「広島ゆめてらす」を展開。特産品などを販売してきたが、オープンから10年が経過し施設修繕の時期を迎えたこと、賃料増加などを背景に、2010年6月に閉店。お好み焼き、カキなど従来の特産品に加え、「新たな地域ブランドの確立」を目指した基本計画を練り上げ、同県唯一のアンテナショップとして再オープンを果たす。

 場所は銀座1丁目、柳通り沿いの銀座ビルの地下1階~3階。店名「TAU」は同県の方言で「届く」を意味し、県民の「営み、思い、もの、ことなどの『たからもの』にであう場所」という意味を込めた。店舗面積は289坪で、物販、飲食のほか、イベント、展示機能も備える。

 1階では、広島の海産物、野菜、スイーツなどを販売。「三原のタコ」「瀬戸田レモン」などの地域ブランドを生産者のこだわりや背景などとともに紹介するほか、「もみじまんじゅう」を焼きたてで販売するテークアウトコーナーも。2階では「お好み焼き」の実演販売とイートインスペースを設けるほか、工芸品、日本酒などを販売する。

 地下1階は、県産の有機野菜・低農薬野菜、同県で水揚げした魚介類、県内で育った肉類を中心にした創作和食を提供するレストランに。3階にはカフェを設け、初めてイベントスペースを設置。県への観光客の誘致につながるイベントや展示を展開していく。

 広島県ひろしまブランド推進課の担当者は「2年間広島の情報を伝える場所が持てなかった。TAUを通して広島の地域ブランドを情報発信し、広島ファンの増加、広島経済の発展につなげていきたい。広島に行ってみたいと思ってもらえる拠点になれば」と話す。

 「広島ゆめてらす」での年間売上最高額は約3億2,500万円で、同店では約1.5倍となる5億円を目指す。

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