JR有楽町駅中央改札外に6月11日、「10秒」で麺をゆで上げるラーメン店「博多らーめん 四神(しじん)有楽町店」(千代田区有楽町2、TEL 03-6273-4530)がオープンした。
運営は日本レストランエンタプライズ(港区)。「安い、早いが必須条件」の駅ナカ出店で、ラーメン業態で「駅そば並みのクイックさ」を実現したいと業態開発。細麺を使った博多ラーメンに着目し、「一風堂」を手掛ける「力の源カンパニー」(福岡市)の協力を得て商品開発にあたった。昨年9月に亀戸駅改札内に出店したのを皮切りに、現在までに同店を含めて4店舗を展開する。
麺は加水を少なくするなどの工夫で「10秒」でゆで上がるのが大きな特徴。「駅は老若男女が利用する場所。豚骨スープ独特の臭いが駅の中に漂うと、不快と感じるお客さまもいる」ことから、「臭みがなく、あっさりしながら豚骨のうま味を感じられるスープ」に仕上げているという。
場所はJR有楽町駅中央改札外で、「らーめん亭」跡。店舗面積は61.8平方メートルで、店内にはカウンター、テーブルを合わせて21席を用意する。
ネギ、キクラゲ、チャーシューを載せた「博多とんこつらーめん」(450円)が主力メニュー。トッピングは「半熟煮玉子」「ネギ増し」「明太子」(以上、100円)、「肉増し」(250円)など。サイドメニューには「高菜ごはん」(150円)、「明太子ごはん」(200円)などがあり、替え玉(100円)も用意する。
客単価は約550円。1日の回転客数は20~25回。
「店頭の発売機と連動するキッチンプリンターを厨房(ちゅうぼう)内に設置して、入店前から調理に入れるように工夫している」と、同社営業本部開発部担当部長の松本隆光さん。「早くて安くておいしい商品を届けるのが、『駅ナカラーメン道』。おなかいっぱい食べてもらえれば」と話す。
営業時間は11時~23時(日曜・祝日は22時まで)。