銀座4丁目の交差点を中心にした中央通り沿いに現在、44本のササ飾りが設置され、思い思いの願いが込められた短冊が風に揺れている。
1990年から始まった恒例のササ飾り。もともと中央通り沿いで3丁目エリアに構える店舗が企画・設置し、その後3丁目を主体に銀座かいわいの大型商業施設7店舗が共同で実施する七夕イベント「ラブスターズデイ」へと発展。大型施設の入れ替わりなどに伴い、各丁がそれぞれに手掛けるイベントとして現在に至っている。
今年は2丁目の交差点から5丁目の交差点までの約400メートルに、竹筒に人工の枝を差し込んだ高さ2.3メートルのササ飾り計44本が並ぶ。短冊のほか、黄色、ピンク、ブルーの飾りも取り付けられ、涼しげに風に揺れている。
短冊は丁ごとのオリジナルデザインで、各店頭で来街者が記入した。健康や学業成就を願うものを中心に、「5階の売り上げが1位になりますように」「気に入った靴を見つけてもらえますように」などの店舗スタッフらによるものと思われる書き込みや英語での書き込み、震災からの復興を願う書き込みなども目を引いた。「Mさんの結婚が決まりますように」「ママが痩せますように」など、他の人の幸せを願う短冊も。
設置は7月7日まで。短冊は同日夜に収集し、赤坂日枝神社で祈願される。