ソニービル(中央区銀座5、TEL 03-3573-2371)屋外イベントスペースで11月5日、14人の作家がスプレーマムを使ってその場で花を生けるデモンストレーションが始まった。
昨年5月より同ビルが主催して、季節の花を紹介するシリーズ企画「Ginza Flower Letters」の一環。第7弾となる今回は、咲いた姿がスプレー状に広がる国産スプレーマム(=スプレー菊)がモチーフ。若年層の「花離れ」を背景に花の魅力を伝えようと、生け花作家による実演を屋外で実施する。
初日は、青山で教室「はながたり」を開く小原流・伊藤庭花さんが登場。「スプレーマムの中でも一番のお気に入り」という品種・サバをメーンに据えて、赤系の同花に色づき始めたグリーンのカエデを合わせた。ほかに白いスプレーマムなどもレイアウトし、30分ほどで「秋を感じさせる」作品に。
今後も1日に2人のサイクルで生け花作家が登場し、それぞれスプレーマムを使った作品を解説しながら制作(13時~、15時~)。古流松慶会・千羽理芳さん(11月6日13時~)、清泉古流・西村一紗さん(同9日15時~)、草月流・加藤久美子さん(同11日13時~)など14人で、幅広い流派から家元など一流のメンバーが集まった。
11月10日・11日には屋外イベントスペースで、合計1000本のスプレーマムの切り花を配布(14時~、16時~)。作品は、1階エントランスホール、屋外イベントスペースに日替わりで飾られる。
展示時間は13時~19時。